アメリカの
トランプ大統領は
保守派の
政治集会で
演説し、
北朝鮮と
良好な
関係を
保ちながら
交渉を
継続していることを
強調しました。
トランプ大統領としては、
来年の
大統領選挙に
向けて
保守層に
外交成果をアピールするねらいが
あるとみられます。
トランプ大統領は
2日、ワシントン
近郊で
演説し、さきに
行われた
米朝首脳会談で
合意に
至らなかったことについて「
交渉の
席から
立たなければならないときも
ある。オバマ
政権のときは、ミサイルが
飛び交い、
核実験が
行われていたが、
今は
行われていない」と
述べ、キム・ジョンウン(
金正恩)
朝鮮労働党委員長と
良好な
関係を
保ちながら
交渉を
継続していることの
成果だと
強調しました。
そのうえで、トランプ大統領は「北朝鮮が私と合意できれば将来、すばらしい経済発展を遂げることができる。ただ、もし核兵器に固執し続けるのなら、彼らには経済的な未来はない」と述べ、北朝鮮に非核化を求め続ける考えを改めて示しました。
トランプ大統領が演説を行ったのは、全米から保守派の有識者らが集まるアメリカ最大の政治集会で、来年の大統領選挙に向けて外交成果を保守層にアピールするねらいがあるとみられます。