将棋の
藤井聡太七段が、
小学生のときから
4連覇している
詰め将棋の
解答力の
日本一を
競う
大会に
出場し、
ほかの
プロ棋士も
参加する
中、
大会初の
5連覇を
果たしました。ことしの
詰将棋解答選手権チャンピオン
戦には、
高校生の
藤井聡太七段をはじめ、
斎藤慎太郎王座や
広瀬章人竜王ら
プロ棋士15
人を
含む98
人が
参加しました。
藤井七段は、小学2年生のときからこの大会への参加を続けていて、6年生のとき、多くのプロ棋士を抑えて最年少で優勝を果たしたあと、4連覇しています。
ことしの大会は東京・大阪・名古屋の3つの会場で行われ、午前と午後の2回、それぞれ90分以内に、最長で39手詰めの難問を5問ずつ解いていきます。
名古屋の会場で参加した藤井七段は、少し前のめりの姿勢になり、手に持った消しゴムを回しながら問題に挑んでいました。
そして、集計の結果、藤井七段は、3つの問題で解答を一部誤って記入し、減点を受けましたが、100点満点中の98.5点でことしも優勝し、この大会初の5連覇を果たしました。
藤井七段は「この大会は、自分がプロ棋士だというのは関係なく、詰め将棋が好きなので出ていて、来年も頑張りたい」と話していました。