政府によりますと、
新元号に
決まった「
令和」の「
令」の
字が
元号に
用いられるのは
初めてだということです。
また「
令和」は、
政府関係者が
把握するかぎり、
過去に
候補としてあげられたことはないということです。
新元号に「
令和」が
決まったことを
受けて
政府関係者は
報道陣を
対象にブリーフを
行いました。
それによりますと、「令和」の「令」の字が元号に用いられるのは初めてとなる一方、「和」の字は、「昭和」などこれまでに19回使われており、「令和」で20回目となるということです。
また、政府関係者が把握するかぎり、「令和」は、過去に候補としてあげられたことはないということです。
さらに、「令和」の典拠、いわゆる出典となった「万葉集」の該当箇所は、歌人の大伴旅人が宴を催し、32人が梅の花を題材に歌ったものをまとめた序文として、大伴旅人自身が書いたものだということです。
また、新元号の選定にあたって「元号に関する懇談会」などに示された複数の原案には、万葉集から引用した「令和」のほか、中国の古典を典拠とするものも含まれていたということです。
このほか、菅官房長官が記者会見で掲げた「令和」と書かれた書は、内閣府人事課の「辞令専門職」を務める茂住修身氏が書いたということで、行政文書として適切に保存されるということです。