自民党の
岸田前政務調査会長は
午後、
日本外国特派員協会で
記者会見し、
総理大臣になった
場合に、
靖国神社に
参拝するか
質問されたの
に対し、「
国のために
尊い
命をささげた
方々に
尊崇の
念を
示すことは、
政治家にとって
大切な
姿勢だが、
尊崇の
念の
示し
方は、
それぞれが
考えて
いくことだ。
私が
総理大臣になった
場合には、
立場に
適切な
示し
方を
考えていきたい」と
述べました。
また、歴史認識について、戦後70年に安倍内閣が閣議決定した総理大臣談話に触れ「この談話は大変重く、基本的にはその線にそって国際社会に思いや考えを訴えていかなければならない」と述べました。
一方、日本学術会議が推薦した会員候補が任命されなかったことについては「人事の撤回は考えないが、今後、人事への指摘があった際には、考え方をしっかり説明しなければならない。日本学術会議の在り方の議論は進めていくべきだ」と述べました。
また、きょうは合わせて3回、地方議員や企業の経営者らとオンラインで意見を交わしました。
このうち午後は、岸田氏への支援を表明している谷垣グループの遠藤元オリンピック・パラリンピック担当大臣とともに、遠藤氏の地元、山形県の県議会議員ら10人余りと意見を交わしました。
この中では、新型コロナの影響で需要が落ち込み、コメの価格が下落していることへの対応を求める意見が出され、岸田氏は「特に東北地方では米価は大変深刻な問題で、皆さんの思いをしっかり受け止めないといけない。国としてコメをどう引き取っていくか、具体的に考えないといけない」と応じました。
また、これに先立って、国会近くの岸田派の事務所には、党広島県連の幹部が訪れ、広島を代表する観光地・宮島の名物として知られる、「必勝」と書かれた高さ180センチの巨大なしゃもじを、派閥の事務総長を務める根本元厚生労働大臣に贈りました。
岸田氏は日本外国特派員協会での講演のため不在でしたが、根本氏は「しっかりと敵を『召し捕る』よう全身全霊をあげて頑張る」と決意を示しました。
河野氏 石破元幹事長訪れ挙党態勢構築に協力要請
河野規制改革担当大臣は
夕方、
立候補を
検討している
石破元幹事長の
議員会館の
事務所を
訪れて、
およそ20
分間、
会談しました。
そして、みずからが総裁に就任した場合には、挙党態勢を構築して衆議院選挙などに臨みたいとして、石破氏や石破派の議員からの協力を要請しました。
これに先立って河野氏は、記者団が「石破氏にも支援を求めるのか」と質問したのに対し、「あらゆる方にお願いをするのは当然のことだ」と述べていました。
また、国会内で記者団の取材に応じ、「挨拶回りや電話かけなど、いろいろやっている。多くの方から激励をいただいたり、思いもかけない方から声をかけていただいたり、手応えを感じている」と述べました。
一方、ミサイル防衛をめぐり、いわゆる「敵基地攻撃能力」の保有の是非を問われたのに対し、「ずいぶん前の議論だ。今は多くの場合、ミサイルは、移動式発射台に載って移動するので、『敵基地攻撃』という概念ではなくなってきている。ミサイルを撃ち落とす能力や日米同盟の中で、抑止力をどう高めていくかという議論をしていく時代になっていく」と述べました。
また、防衛予算について、「総額として、増やさざるをえないだろうと思う。どういう脅威に、どう備えていくのか、国民と議論しながら理解をいただいていかなければならない」と述べました。
高市氏 「日本も精密誘導ミサイルを持つべき時期」
高市前総務大臣は
夕方、
国会内で
記者団の
取材に
応じ、「
なかなか知名度が
十分ではなく、
政策を
伝える手段も
限られている。
これから追い上げていかなければならない」と
述べ、テレビやインターネット
番組への
出演など
を通して、
幅広く
政策を
訴えて
いく考えを
示しました。
一方、高市氏は、北朝鮮が長距離巡航ミサイルの発射実験に成功したと発表したことについて「非常に大きな脅威だ。日本も精密誘導ミサイルを持つべき時期に来ているし、敵基地をいかに早く無力化するかの競争になる。サイバー攻撃は今の法律では認められていないが、明らかな発射の兆候があった時にどうするか、現実的な方法を考えていかなければならない」と述べました。
石破氏 「さらに深く考えて結論を出したい」
石破元幹事長は
午前中、みずからの
議員会館の
事務所で
麻生派の
岩屋元防衛大臣と
会談し、
党内の
情勢などについて
意見を
交わしました。
午後には、民放の報道番組の収録に臨みました。
石破派は15日、臨時の総会を開くことにしています。
また石破元幹事長は、河野規制改革担当大臣との会談のあと、記者団に対し「河野氏からは支援の要請があった。また『仮に当選したあかつきには、挙党態勢をつくりたい。自民党内で分断が起こるのではなく、国家・国民のために働く党として挙党態勢でいかなければならない』という話があった。どのグループも大事にし、石破派の力も最大限生かしたいという挙党態勢への非常に強い思いを感じた」と述べました。
そのうえで、総裁選挙への自身の対応について「もう残っている時間は長くないので、きょうの話を踏まえて、さらに深く考えて結論を出したい」と述べました。
野田氏 午後には石破氏と約40分間会談
自民党の
野田幹事長代行は
午前中、
東京都内の
自宅でみずからを
支援する
議員らと
連絡を
取り合いながら、
党内の
情勢把握を
進めました。
また午後には、議員会館の石破元幹事長の事務所を訪れ、およそ40分間、会談しました。
会談では、党内情勢や総裁選挙への対応に加え、立候補に必要な推薦人の確保状況などについて意見を交わしたものとみられます。
石破首相 続投に理解求めるも党内の亀裂 より深まる状況に
参議院選挙の敗北を受けて28日に開かれた自民党の両院議員懇談会で石破総理大臣は「責任を果たしていきたい」と述べ、続投に理解を求めました。一方、出席者からは石破総理大臣の辞任や総裁選挙の前倒しの実施を求める意見が相次ぎ、党内の亀裂がより深まる状況となっています。
N2
资源: NHK
430
Jul 29, 2025 05:07
自民党両院議員総会を来週後半にも開催の方向で調整
参議院選挙の敗北を受けて自民党は、来週後半にも両院議員総会を開く方向で調整を進めています。総会を通じてみずからへの辞任圧力を強めようとする動きもある中、石破総理大臣としては、丁寧に説明を続け、続投への理解を重ねて求めていく考えです。
N1
资源: NHK
141
Jul 30, 2025 05:07
臨時国会今日召集米関税措置について論戦の見通し
7月の参議院選挙を受けて臨時国会が、8月1日召集されます。衆議院に続いて参議院でも少数与党となる中、来週には予算委員会で集中審議が行われ、アメリカの関税措置をめぐる日米合意などについて論戦が交わされる見通しです。
N2
资源: NHK
116
Aug 1, 2025 05:08