Japanese News: 小池都知事“18歳までの子どもに月5000円程度の給付検討”表明

小池こいけ都知事とちじ“18歳さいまでの子こどもに月つき5000円えん程度ていどの給付きゅうふ検討けんとう”表明ひょうめい

Jan 4, 2023 18:01 1

Furigana

東京とうきょう都との小池こいけ知事ちじは、職員しょくいん向むけの年頭ねんとうのあいさつで、少子しょうし化か対策たいさくを充実じゅうじつさせるため、新しん年度ねんど予算よさんで、18歳さいまでの子こどもに対にたいし月つきに5000円えん程度ていどを念頭ねんとうに、給付きゅうふを検討けんとうする考かんがえを明あきらかにしました。

小池こいけ知事ちじは仕事しごと始はじめの4日にち、都との幹部かんぶや職員しょくいん向むけに、年頭ねんとうのあいさつを行おこないました。

この中なかで小池こいけ知事ちじは「感染かんせん防止ぼうし対策たいさくに協力きょうりょくいただいている都民とみんや医療いりょう従事じゅうじ者しゃなどに心こころから感謝かんしゃする。ことしは、関東かんとう大震災だいしんさいの発はつ災わざわいから100年ねんの節目ふしめを迎むかえる。都民とみんの生命せいめいと財産ざいさんを守まもるという最もっとも大切たいせつな使命しめいを胸むねに刻きざみ、都政とせいのかじ取かじとりを行おこなっていく」と述のべました。

そして、少子しょうし化かの現状げんじょうについて「日本にっぽんの出生しゅっしょう数すうは、初はじめて年間ねんかん80万まん人にんを切きる見通みとおしと言いわれており、社会しゃかいの存立そんりつ基盤きばんを揺ゆるがす衝撃しょうげき的てきな事態じたいだ。国くにの来らい年度ねんど予算よさん案あんでは、直ただちに少子しょうし化かから脱却だっきゃくして反転はんてん攻勢こうせいに出でるという勢いきおいになっていない」と指摘してきしました。

そのうえで「もはや一刻いっこくの猶予ゆうよも許ゆるされない。都とが先駆さきがけて具体ぐたい的てきな対策たいさくを充実じゅうじつさせていく」と述のべ、新しん年度ねんど・令りょう和わ5年度ねんどの予算よさんで、18歳さいまでの子こどもに対にたいし、月つきに5000円えん程度ていどを念頭ねんとうに、給付きゅうふを検討けんとうする考かんがえを明あきらかにしました。

小池こいけ知事ちじ給付きゅうふにあたり所得しょとく制限せいげん設もうけない考かんがえ示しめす

小池こいけ知事ちじは4日にち午後ごご、NHKのインタビューに応おうじ「東京とうきょうをチルドレンファースト社会しゃかいにしていく。東京とうきょうで切れ目きれめなく産うみ育そだてやすくすることに意味いみがあり、それは所得しょとくを問とわず、子育こそだてをするんだというメッセージそのものだ」と述のべ、給付きゅうふにあたっては所得しょとく制限せいげんを設もうけない考かんがえを示しめしました。

“5000円えん” 給付きゅうふ額がくの根拠こんきょは？

東京とうきょう都とが18歳さい以下いかの子こどもへの給付きゅうふの検討けんとうにあたり、5000円えんを念頭ねんとうにした背景はいけいには都とと全国ぜんこくでの子こどもの教育きょういく費ひの差さがあります。

都とによりますと、令りょう和わ元もと年度ねんどの都民とみんの生活せいかつ状況じょうきょうなどを分析ぶんせきした調査ちょうさでは、1世帯せたい当あたりの1か月かげつの教育きょういく費ひは平均へいきんでおよそ1万まん9000円えんと、全国ぜんこくのおよそ1万まん1000円えんより8000円えん高たかくなっています。