中国は8
日、
台湾周辺で
軍事演習を
行ったと
発表しました。
台湾国防部は9
日朝までの24
時間に
延べ57
機の
中国軍機の
活動を
確認しました。
中国軍で台湾方面などを管轄する東部戦区の報道官は8日、「台湾周辺の海域と空域で実戦的な演習を行い、陸上への攻撃と海上での突撃などに重点を置いて、部隊の統合作戦能力を検証した」と発表しました。
演習の区域や規模などは具体的に明らかにしていません。
台湾国防部は9日午前6時までの24時間に、台湾周辺で中国軍の航空機延べ57機と艦艇延べ4隻の活動を確認したと発表しました。
航空機のうち、殲16など4種類の戦闘機のほか無人機が台湾海峡の多くの場所で「中間線」を越えました。
また、轟6爆撃機などが台湾の南西沖の防空識別圏に進入したあと、フィリピンとの間のバシー海峡を通過して台湾の南東沖まで回り込んだということです。
中国軍は今回の発表で「外部勢力と『台湾独立』勢力が結託した挑発への断固とした反撃だ」と主張しています。
今回中国が軍事演習を行った背景には、台湾と外交関係のない韓国やヨーロッパの国々の議員団が相次いで訪問していることに反発した可能性もあります。