新型コロナウイルスの
影響で
中止となった
東京オリンピックの
代表選考に
関わる空手の
国際大会が、
一転して
来年春に
実施されることになったことを
受けて、
全日本空手道連盟は
代表が
内定していた「
組手」の2つの
階級について
再選考することになりました。
東京オリンピックの
延期後、
国内で
代表内定選手の
再選考が
明らかになったのは
初めてです。
空手の
国際競技団体、
世界空手連盟は
新型コロナウイルスの
影響で
東京オリンピックの
選考用の
世界ランキングの
ポイントを
獲得できることし3
月などの
国際大会の
中止を
発表しました。
これを受けて全日本空手道連盟では、その時点でのポイントでトップだったいずれも「組手」で男子67キロ級の佐合尚人選手と女子61キロ級の染谷真有美選手を東京オリンピックの代表に内定していました。
しかし、東京オリンピックが1年延期となる中、世界空手連盟が来年4月に国際大会を開催すると先月発表したため、空手道連盟では改めて内定の扱いを協議した結果、この2つの階級については、来年4月の大会の結果次第でトップとランキング2位の選手がポイントで入れ代わる可能性があることから内定を取り消したうえで、来年の国際大会を終えた段階のポイントで、再選考することになりました。
東京オリンピックの延期後に国内で代表内定選手の再選考が明らかになったのは初めてです。
空手では、この2人以外にも6人の選手がすでに代表に内定していましたが、空手道連盟はこの6人についてもいったん代表内定を取り消しました。これは、国際競技団体が来年4月の国際大会の後に正式に出場できる選手を決定する方針に合わせた空手道連盟の判断ですが、この6人については、国際大会の結果にかかわらず入れ代わる可能性がないということで、連盟は「代表内定は確実だ」としています。