Actualités japonaises: 「緊急事態宣言」「まん延防止」解除から1か月各地では…

「緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげん」「まん延まんえん防止ぼうし」解除かいじょから1か月かげつ各地かくちでは…

Nov 2, 2021 18:11

Furigana

19の都道とどう府県ふけんに出だされていた「緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげん」や「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」が、10月つき1日にちに全面ぜんめん的てきに解除かいじょされてから1か月かげつがすぎました。

各地かくちのコロナ禍かからの回復かいふくはどのような状況じょうきょうなのでしょうか。

伊勢いせ神宮じんぐうにぎわいもどる三重みえ伊勢いせ

三重みえ県けん伊勢いせ市しの伊勢いせ神宮じんぐうの周辺しゅうへんには、修学しゅうがく旅行りょこう生せいを中心ちゅうしんに多おおくの観光かんこう客きゃくが訪おとずれ、にぎわいが戻もどりつつあります。

伊勢いせ神宮じんぐうによりますと、10月つきの参拝さんぱい者しゃ数すうはおよそ35万まん人にんで、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが出だされていた9月つきの11万まん人にん余あまりと比くらべると3倍ばい以上いじょうに増ふえました。

10月つきは県内けんない外がいの200を超こえる学校がっこうが修学しゅうがく旅行りょこうに訪おとずれたということで、2日にちも内宮ないくう前まえの駐車ちゅうしゃ場じょうには、京都きょうと府ふや愛知あいち県けんなどから観光かんこうバスが次々つぎつぎと訪おとずれていました。

このうち、愛知あいち県けん稲沢いなざわ市しの中学校ちゅうがっこうは行き先ゆきさきを東京とうきょうから三重みえ県けんに変更へんこうし、旅行りょこうの時期じきも延期えんきを繰り返くりかえしてようやく来くることができたということで、3年生ねんせいの女子じょし生徒せいとは「やっと来きたられてうれしいです。とても楽たのしいです」と話はなしていました。

伊勢いせ神宮じんぐう周辺しゅうへんでガイドをしている70代だいの男性だんせいは「宣言せんげんが解除かいじょされてから訪おとずれる人ひとの顔かおも明あかるくなってきました。感染かんせんが再ふたたび拡大かくだいしないよう注意ちゅういしながら過すごしたい」と話はなしていました。

また、内宮ないくう近ちかくにある土産みやげ店てんの60代だいの店長てんちょうは「客きゃくも少すこしずつ増ふえてきたので、このまま第だい6波はが来こないで年末ねんまつ年始ねんしを迎むかえたいです」と話はなしていました。

2年ねんぶりに対面たいめんでの学園がくえん祭さい大阪おおさか東大阪ひがしおおさか

大阪おおさか府ふ東大阪ひがしおおさか市しにある近畿きんき大学だいがくでは、2年ねんぶりに対面たいめんでの学園がくえん祭さいが行おこなわれています。

2日にちは午前ごぜん10時じから吹奏楽すいそうがく部ぶや応援おうえん部ぶなどおよそ80人にんがパレードを行おこなって学園がくえん祭さいがスタートしました。

近畿きんき大学だいがくの学園がくえん祭さいは、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだい前まえは、3日間にちかんで5万まん人にんが訪おとずれる規模きぼで開催かいさいされていましたが、去年きょねんは初はじめてオンラインで実施じっしされました。

ことしの開催かいさいについて、学生がくせいでつくる実行じっこう委員いいん会かいと大学だいがく側がわが協議きょうぎを進すすめた結果けっか、感染かんせん状況じょうきょうが落ち着おちついていることなどから、必要ひつような対策たいさくを講こうじたうえで2年ねんぶりに対面たいめんでの実施じっしとなりました。

感染かんせん対策たいさくとして学園がくえん祭さいに入場にゅうじょうできるのは原則げんそく、在ざい学生がくせいのみ。一いち日にち当あたりの入場にゅうじょう者しゃを4000人にんから5000人にんに制限せいげんし事前じぜん予約よやくが必要ひつようとされています。

パレードを見みていた4年生ねんせいの学生がくせいは「コロナ前まえと比くらべて、屋台やたいなどが少すくなくさみしい部分ぶぶんはありますが、対面たいめんで開催かいさいされてとてもうれしいです」と話はなしていました。

近畿きんき大学だいがくの学園がくえん祭さいは4日にちまで開ひらかれ、音楽おんがくライブなどさまざまなイベントが予定よていされています。

「会食かいしょくは4人にん以内いない」も解除かいじょ飲食いんしょく店てんは期待きたいと不安ふあん北海道ほっかいどう函館はこだて

飲食いんしょく店てんでの会食かいしょくを4人にん以内いないにすることなどを求もとめる北海道ほっかいどうの対策たいさくが10月末げつまつで終了しゅうりょうしたことを受うけて、函館はこだて市しの飲食いんしょく店てんからは利用りよう者しゃの増加ぞうかを期待きたいする一方いっぽう、感染かんせん対策たいさくを万全ばんぜんにしたいという声こえが聞きかれました。

北海道ほっかいどうは、10月つき31日にちまでを「秋あきの再さい拡大かくだい防止ぼうし特別とくべつ対策たいさく」の期間きかんとして、飲食いんしょく店てんでの会食かいしょくを4人にん以内いないにすることなどを求もとめてきました。

対策たいさくが終了しゅうりょうしたことを受うけて、早はやくも函館はこだて市内しないの居酒屋いざかやには今週こんしゅう末まつ、6人にんのグループの予約よやくが入はいったということです。

店みせでは、道みちの「第だい三さん者しゃ認証にんしょう」を取得しゅとくし、8人にん用ようの席せきを6人にんで利用りようし、密みつにならないよう工夫くふうするなど感染かんせん対策たいさくを徹底てっていしたうえで、利用りよう客きゃくが増加ぞうかすることを期待きたいしています。

「酒肴さけさかな菜さい友ともじょっぱり」の森田もりた吉郎よしろう店長てんちょうは、「忘年ぼうねん会かいシーズンを控ひかえて多おおくのお客おきゃくさんに来きていただきたいですが、一方いっぽうで感染かんせんが広ひろがらないか不安ふあんもありますので、対策たいさくを万全ばんぜんにして営業えいぎょうしていきたいです」と話はなしています。