「
日本旅行業協会」の
会長が
代表取締役を
務める東京の
旅行会社が「
雇用調整助成金」を
不正に
受給した
疑いが
出ている
問題で、
会社が
設置した
第三者委員会による
調査の
結果、
不正受給とみられる
額は
現時点で1
億7000
万円余りに
上ることが
分かりました。
第三者委員会は18日午後1時から記者会見を開いて詳しい内容を説明することにしています。
「日本旅行業協会」の菊間潤吾会長(69)が代表取締役を務める東京の旅行会社「ワールド航空サービス」は、去年から社員を休ませているように装う、うその書類を国に提出し、雇用調整助成金を不正に受給していた疑いがあることがNHKの取材で明らかになりました。
これを受けて、会社は外部の弁護士などで作る第三者委員会を設置して調査を進めていますが、委員会は18日までに中間報告を取りまとめました。
それによりますと、会社が国に提出した勤務表や社員の交通費の請求記録などを調べた結果、休みになっているのに社員が出社したことを示す記録が確認され、不正受給とみられる額は現時点でおよそ1億7700万円に上ることが分かったということです。
第三者委員会は、18日午後1時から都内で記者会見を開いて詳しい内容を説明することにしています。