フェンスの設置により、漁港からの船の出入りができなくなったことから、地元の漁協は21日から数日、漁を休むことを決めています。
影響は島で人気の釣りにも出ていて、釣り船を出している店などは予約をキャンセルせざるをえない状況だということです。
釣り船での釣りが中止になった東京 中央区の男性は、「天災なのでしかたがないが、楽しみにしていたので残念。軽石が無くなったらリベンジしたい」と話していました。
釣り船を出しているホテル「海楽」の関健太郎支配人は、「釣り船での釣りを楽しみに来島している客も多いが、こちらからお断りしなければならない状況で本当につらい。今後の軽石の動きが心配だ」と話していました。
20日は砂浜で15メートルほど茶色の軽石が筋状に連なっていましたが、21日朝は、砂浜の端から端まで100メートル以上にわたって延びていました。 また20日、砂浜からは海面に漂っている様子は見えませんでしたが、21日は軽石が固まって浮いていました。
三宅島の砂浜 軽石の漂着広がる