ドイツで
開かれている
体操の
世界選手権は
5日、
女子の
予選が
行われ、リオデジャネイロオリンピックで
4つの
金メダルを
獲得した
アメリカのシモーネ・バイルズ
選手が、
これまで
最も難しいI難度を
上回るJ難度の
大技を「ゆか」の
演技で
披露しました。
22歳のバイルズ選手は、リオデジャネイロオリンピックで女子の団体や個人総合など4つの金メダルを獲得したほか、世界選手権では去年までに14個の金メダルを獲得しています。
FIG=国際体操連盟は、ことしの世界選手権前にバイルズ選手が「ゆか」で挑戦する「後方抱え込み2回宙返り3回ひねり」の大技をJ難度に定めたと発表し、バイルズ選手は5日に行われた女子予選の「ゆか」の演技の冒頭で、この大技を国際大会で初めて披露しました。
体操の技の難度はこれまで男女を通じてI難度が最高で、バイルズ選手の技が認められれば、初めてのJ難度の技として、今後、FIGから「バイルズ2」と名付けられる予定です。
バイルズ選手は「ゆか」で14.833とトップの得点を挙げ、4種目の合計でも59.432と2位の選手に2点以上の差をつけて、個人総合の予選トップにつけました。
バイルズ選手は「きょうの目的はいい演技をして結果を出すことだったので、それはできたと思う」と笑顔で話していました。