働く人たちに
景気の
実感を
聞く先月の
景気ウォッチャー
調査で、
景気の
先行きを
示す指数が
3か月連続で
悪化しました。
消費税率引き上げ
直前の
駆け込み
需要がみられた
家電量販店や
百貨店などから、
増税後の
売り上げの
落ち込みを
懸念する
声が
寄せられたためです。
内閣府によりますと、
小売店の
従業員やタクシーの
運転手など2000
人余りに
景気の
実感を
聞いたところ、
先月の
景気の
現状を
示す指数は46.7で、
前の
月を3.9
ポイント上回り、
2か月連続で
改善しました。
調査では、家電量販店や百貨店から「増税前に白物家電やテレビ、時計など高級品の販売が伸びている」という声が寄せられた一方、新車や住宅などでは駆け込み需要がほとんどみられないという声も寄せられました。
こうしたことから内閣府は「このところ回復に弱い動きがみられる」という判断を据え置きました。
一方、景気の先行きを示す指数は36.9で、前の月を2.8ポイント下回り、3か月連続で悪化しました。
これは前回の消費税率引き上げ直前の平成26年3月以来の低い水準で、増税による駆け込み需要の反動や消費者心理の悪化で買い控えの動きが出ることを懸念する声が相次ぎました。