三菱電機は、センサーや
赤外線カメラを
使って
車の
ドライバーが
眠気を
感じていたり
心臓発作などで
体調が
急激に
変化していないかを
感知する
システムを
開発しました。
将来的には、
急病などの
緊急時に
自動で
停車することを
目指しています。
三菱電機は、次世代の車向けに開発している最新の技術を8日、神奈川県鎌倉市の研究所で報道陣に公開しました。
このうち、ドライバーの体調を管理するシステムは、車の天井に温度センサー、運転席の正面に赤外線カメラが取り付けられ、ドライバーの体温と脈拍数を測ります。
数値の変化によって、ドライバーが眠気を感じていることや心臓発作などで体調が急激に変わったことを感知できるということです。
運転中の急病や発作が原因の交通事故が後を絶たない中、将来的には、急病などの緊急時に車を自動で停車させることを目指すとしています。
自動車メーカーとも連携し早ければ3年後の実用化に向けて開発を進めるということで、三菱電機自動車機器開発センターの石井純開発第二部長は、「高齢者など誰でも安全に運転が続けられる社会を目指して開発を続けたい」と話していました。
次世代の車をめぐっては自動運転技術や車とネットをつないだサービスで自動車メーカー以外からもさまざまな企業が参入し、開発競争が激しくなっています。