Japanese News: 五輪開幕 “応援は自宅で県境を越えた移動控えて”

五輪ごりん開幕かいまく “応援おうえんは自宅じたくで県境けんきょうを越こえた移動いどう控ひかえて”

Jul 23, 2021 19:07

Furigana

東京とうきょうオリンピックの開会かいかい式しきが行おこなわれる国立こくりつ競技きょうぎ場じょうの周辺しゅうへんや各地かくちの行楽こうらく地ちでは、多おおくの人ひとでにぎわう様子ようすが見みられますが、専門せんもん家かは、首都しゅと圏けんを中心ちゅうしんに広ひろがる新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが全国ぜんこく各地かくちに拡大かくだいすることを防ふせぐため、オリンピックは自宅じたくで楽たのしむとともに、県境けんきょうを越こえた移動いどうをできるだけ控ひかえるよう求もとめています。

東京とうきょう都となどを中心ちゅうしんに各地かくちで新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいが続つづき、22日にち、全国ぜんこくの感染かんせん者しゃはことし5月つき以来いらい2か月かげつぶりに5000人にんを超こえました。

23日にちは、東京とうきょうオリンピックの開会かいかい式しきが行おこなわれる国立こくりつ競技きょうぎ場じょうの周辺しゅうへんや各地かくちの行楽こうらく地ちでも人出ひとでが多おおくなっていて、さらなる感染かんせん拡大かくだいが懸念けねんされています。

政府せいふの分科ぶんか会かいの尾身おみ茂しげる会長かいちょうは今月こんげつ16日にち、東京とうきょうなどで拡大かくだいする感染かんせんが各地かくちに広ひろがるのを防ふせぐため、4連休れんきゅうや夏休なつやすみ、お盆おぼん、東京とうきょうオリンピック・パラリンピックなど、人出ひとでが増ふえる機会きかいが集中しゅうちゅうするこれからの2か月かげつ間かんが「感染かんせん対策たいさくにおける山場やまばだ」として、対策たいさくの徹底てっていを求もとめる談話だんわを出だしています。

談話だんわでは、東京とうきょうオリンピックについて、応援おうえんは自宅じたくで行おこない、広場ひろばや路上ろじょう、飲食いんしょく店てんなどでの大だい人数にんずうの応援おうえんを控ひかえることや、ふだん会あわない人ひととの会食かいしょくや大だい人数にんずうや長時間ちょうじかんに及およぶ会食かいしょくを控ひかえるよう訴うったえています。

また、県境けんきょうを越こえる移動いどうをできるだけ控ひかえ、帰省きせい先さきの高齢こうれい者しゃがすでに2回かいのワクチン接種せっしゅを済すませている場合ばあいでも、帰省きせいの2週間しゅうかん前まえから感染かんせん予防よぼう対策たいさくを十分じゅうぶんに行いったうえで会あうよう求もとめています。

政府せいふ分科ぶんか会かいのメンバーで東邦とうほう大学だいがくの舘田たてだ一博かずひろ教授きょうじゅは「オリンピックが始はじまり、スタジアムの周まわりでたくさんの人ひとが集あつまっている様子ようすを見みると、連休れんきゅうでもあるし、外そとに出でてもいいんじゃないかというメッセージが伝つたわってしまう。非常ひじょうに厳きびしい感染かんせん状況じょうきょうにつながってしまう可能かのう性せいが高たかまっている。医療いりょう現場げんばでのひっ迫ひっぱくの度合どあいが高たかまっていることを考かんがえて、もうしばらく我慢がまんしてほしい。オリンピックは家いえで、いつもいる人ひとと応援おうえんし、県境けんきょうを越こえる移動いどうをなるべく控ひかえてほしい」と訴うったえました。