일본어 뉴스: 開会式の楽曲「時間ない中でいい曲に変更できよかった」組織委

開会かいかい式しきの楽曲がっきょく「時間じかんない中なかでいい曲きょくに変更へんこうできよかった」組織そしき委い

Jul 24, 2021 04:07

Furigana

23日にち夜よる、行おこなわれた東京とうきょうオリンピックの開会かいかい式しきの出演しゅつえん者しゃや関係かんけい者しゃに思おもいを聞ききました。

式典しきてんの統括とうかつを務つとめた大会たいかい組織そしき委員いいん会かいの日置ひおき貴之たかゆきエグゼクティブプロデューサーは、「無事ぶじ式典しきてんを終おえられてほっとしています。開会かいかい式しきをきっかけに大会たいかいに参加さんかする皆みなさんが全力ぜんりょくを発揮はっきできて、世界中せかいじゅうの皆みなさんが少すこしでも前まえを向むくきっかけになればうれしい」と開会かいかい式しきを振り返ふりかえりました。

そのうえで、開会かいかい式しきが無む観客かんきゃくでの開催かいさいになったことについては、「特とくに子こどもたちで会場かいじょうが埋うまっている姿すがたを見みたかったが、この状況じょうきょうなのでしかたない」と話はなしました。

また、開会かいかい式しき前日ぜんじつまで式典しきてん関係かんけい者しゃの辞任じにんが続つづいたことについては、「事態じたいを重おもく受け止うけとめ、非常ひじょうに申し訳もうしわけないと思おもっています。開会かいかい式しきで使つかう楽曲がっきょくについては時間じかんがない中なかでもいい曲きょくに変更へんこうできてよかった」と話はなしました。

一方いっぽう、聖火せいかリレーの最終さいしゅうランナーにテニスの大坂おおさかなおみ選手せんしゅを起用きようしたことについては、「日本にっぽんを代表だいひょうするアスリートで、いろいろなメッセージを発信はっしんしていて、もっともふさわしいと思おもい決定けっていしました」と話はなしました。

アスリートの孤独こどく表現ひょうげんしたパフォーマンス

ボクシング女子じょしの津端つばたありさ選手せんしゅは、看護かんご師しとして働はたらきながら東京とうきょう大会たいかい出場しゅつじょうを目指めざしていました。

しかし新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで世界せかい最終さいしゅう予選よせんが中止ちゅうしとなり、戦たたかわずして夢ゆめを絶たたれました。

開会かいかい式しきでは不安ふあんや葛藤かっとうの中なかでも挑いどみ続つづけるアスリートの孤独こどくさを表現ひょうげんしたパフォーマンスを見みせました。

開会かいかい式しき後ごの会見かいけんで津端つばた選手せんしゅは、「みんなで練習れんしゅうしてきたパフォーマンスを無事ぶじに披露ひろうできたことをうれしく思おもっている。私わたしがパフォーマンスした孤独こどくなアスリートは、コロナ禍かで延期えんきになった1年ねんを過すごしてきた気持きもち、ボクシングの代表だいひょう選手せんしゅたちと一緒いっしょに頑張がんばってきたこと、そして、医療いりょう現場げんばで頑張がんばってきた同僚どうりょうたちのことといったいろいろな感情かんじょうを込こめつつパフォーマンスしました」と述のべました。

そのうえで津端つばた選手せんしゅは、「一緒いっしょにボクシングを頑張がんばってきた代表だいひょう選手せんしゅたちはこれからパフォーマンスするので、開会かいかい式しきに携たずさわれたことはすごくありがたいです。次つぎは選手せんしゅでオリンピックに出でたいという気持きもちがさらに強つよくなりました」と話はなしていました。

吉田よしだ沙いさご保里ほりさん「3人にんに渡わたすとわかったときには涙なみだ」

レスリング女子じょしでオリンピック3連覇れんぱを果はたした吉田よしだ沙いさご保里ほりさんは開会かいかい式しきで聖火せいかを運はこびました。

吉田よしださんは開会かいかい式しき後ごの会見かいけんで「たくさんの方ほうの思おもいが詰つまった聖火せいかを国立こくりつ競技きょうぎ場じょうでつなぐことができてとてもうれしく思おもっています。選手せんしゅたちがしっかり最後さいごまで全力ぜんりょくを出し切だしきってあきらめないで戦たたかう姿すがたを応援おうえんしたいと思おもっています」と話はなしていました。

長嶋ながしま茂雄しげおさん、王おう貞治さだはるさん、そして松井まつい秀喜ひできさんに聖火せいかをつないだことについては、「リハーサルをやるまで誰だれに渡わたすか全然ぜんぜんわからなくて、3人にんに渡わたすとわかったときには涙なみだが出でた。本当ほんとうに光栄こうえいなことだと思おもい、本番ほんばんまでどきどきしながら、最終さいしゅう的てきにしっかり聖火せいかをつなぐことができたので、とてもうれしかったです」と話はなしていました。

50種類しゅるいの動うごくピクトグラム表現ひょうげん

が～まるちょばのHIRO-PONさんは開会かいかい式しきで50種類しゅるいの動うごくピクトグラムを表現ひょうげんしました。

HIRO-PONさんは「収録しゅうろくすることもできましたが、ライブでやるということを重視じゅうししました。もともと50種類しゅるいを4分ふんでやってくれと言いわれていましたが、どうしても時間じかんが足たりなくて5分ふんでやらせてもらいました」と話はなしました。

そのうえで「『が～まるちょば』はジョージア語ごで『こんにちは』ということばです。選手せんしゅ入場にゅうじょうはテレビで見みていましたが、ジョージアの選手せんしゅ団だんが入はいっていくときに自分じぶんの中なかで盛り上もりあがりました」と話はなしていました。

組織そしき委い「プレーブック記載きさいのルール守まもって」

開会かいかい式しき後ごの会見かいけんでは記者きしゃから「選手せんしゅの中なかにはマスクをしていない人ひともいた。何なんらかのアクションを起おこす考かんがえがあるか」という質問しつもんがありました。

これに対にたいして大会たいかい組織そしき委員いいん会かいの高谷たかや正ただし哲あきらスポークスパーソンは「今こん大会たいかいは参加さんかする人ひとたちにプレーブックに記載きさいのルールを守まもってもらい、一いち人にん一いち人にんその役割やくわりを務つとめてもらうことで、引き続ひきつづき大会たいかいの成功せいこうに寄与きよしてもらいたい」と答こたえました。

そのうえで「この大だい原則げんそくを大会たいかい終了しゅうりょうまでしっかり理解りかいいただいて、協力きょうりょくをいただきたいと思おもっている。引き続ひきつづき選手せんしゅ団だんのみな様さま、選手せんしゅ団だんにかかわらず、この大会たいかいに参加さんかしているみな様さまには同おなじ気持きもちでこの大会たいかいの成功せいこうにぜひ寄与きよしていもらいたい」と話はなしていました。

海外かいがいのメディア関係かんけい者しゃ「どの程度ていど盛り上もりあがるかわからない」

開会かいかい式しきに出席しゅっせきした海外かいがいのメディア関係かんけい者しゃからは、さまざまな声こえが聞きかれました。

イギリスからのジャーナリストは「新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが拡大かくだいし、複雑ふくざつな状況じょうきょうの中なかでの大会たいかい実施じっしだが、今回こんかいの開会かいかい式しきでいいスタートを切きれたのではないか」と話はなしていました。

一方いっぽう、過去かこにナチス・ドイツによるユダヤ人じんの大量たいりょう虐殺ぎゃくさつをやゆするセリフを使用しようしたとして、式しきのショーディレクターを務つとめていた小林こばやし賢太郎けんたろう氏しが解任かいにんされるなど、問題もんだいが続つづいたことについては、「多おおくのスキャンダルが起おきたことは恥はずべきことで、細心さいしんの注意ちゅういを払はらうべきだった」と話はなしていました。

イギリスの公共こうきょう放送ほうそう、BBCのプロデューサーは、「多おおくの困難こんなんがあったが世界中せかいじゅうからアスリートが集あつまり、人々ひとびとの多様たよう性せいや世界せかいに対にたいする希望きぼうを示しめしたすばらしい開会かいかい式しきだった」と評価ひょうかしていました。

ドイツのジャーナリストは、「過去かこのオリンピックも取材しゅざいしたことがあるが、今回こんかいの東京とうきょう大会たいかいは無む観客かんきゃくで式しきに参加さんかする選手せんしゅも少すくなく、これまでのような熱気ねっきや興奮こうふんは感かんじられなかった。また、式しきの中なかでマスクをしていない選手せんしゅがいてよくないことだと思おもった。大会たいかいが進すすむにつれて熱気ねっきも高たかまると思おもうが、開催かいさい反対はんたいの声こえも多おおい中なかでどの程度ていど、盛り上もりあがるかはわからない」と厳きびしい見方みかたを示しめしていました。