入居者の個人資産に関わるとして、物件の名前や不備の詳しい内容は明らかにしていませんが、耐震性など建物の構造に問題はないとしています。
会社は、施工に不備があった原因を現在調査していますが、品質管理上の確認が不十分だったということです。
また、ほかの物件では同様の不備は確認されていないとしています。
これを受けて会社では、ことし3月までの1年間の決算で、補修費用などとして90億円の特別損失を計上することを明らかにしました。
西松建設は「今回の施工不備の責任は弊社にあると考えています。責任を痛感するとともに、入居者の皆様などに多大なご迷惑とご心配をおかけすることとなり、深くおわびします。教育の徹底と管理体制を一層強化し、再発防止を図ります」としています。