일본어 뉴스: “障害の内容を書かされ自殺” 自治会役員らに賠償求め提訴

“障害しょうがいの内容ないようを書かかされ自殺じさつ” 自治じち会かい役員やくいんらに賠償ばいしょう求もとめ提訴ていそ

Jul 31, 2020 19:07

Furigana

大阪おおさか市しの市営しえい住宅じゅうたくで知的ちてき障害しょうがいなどがある男性だんせいが自殺じさつしたことをめぐり、遺族いぞくが自治じち会かいの役員やくいんから「しょうがいがあります」「おかねのけいさんはできません」などと紙かみに書かかされたのが原因げんいんだとして自治じち会かいや役員やくいんなどに賠償ばいしょうを求もとめる訴うったえを大阪おおさか地方ちほう裁判所さいばんしょに起おこしました。訴うったえによりますと、大阪おおさか平野ひらの区くの市営しえいの集合しゅうごう住宅じゅうたくに住すんでいた36歳さいの男性だんせいは、去年きょねん11月つき、住民じゅうみんの間まで当番とうばんの「班長はんちょう」をくじ引くじびきで決きめる際さい、知的ちてき障害しょうがいや精神せいしん障害しょうがいを理由りゆうに引き受ひきうけられないと伝つたえたところ、集会しゅうかい所しょで当時とうじの自治じち会長かいちょうや班長はんちょうから「しょうがいがあります」、「おかねのけいさんはできません」などと紙かみに書かかされたうえ、その紙かみをほかの住民じゅうみんに見みせると言いわれたということです。

男性だんせいはこの翌日よくじつに自殺じさつし、遺族いぞくは自治じち会かいと当時とうじの会長かいちょうや班長はんちょうに合あわせて2500万まん円えんの賠償ばいしょうを求もとめる訴うったえを起おこしました。

31日にち、大阪おおさか地方ちほう裁判所さいばんしょで裁判さいばんが始はじまり、遺族いぞく側がわは障害しょうがいがあることを書かくよう強要きょうようされるなどの嫌いやがらせを受うけたのが自殺じさつの原因げんいんだと主張しゅちょうしました。

これに対にたいし、自治じち会かい側がわは、男性だんせいが紙かみに書かいたことは認みとめたうえで、「強要きょうようはしていないし、ほかの住民じゅうみんの理解りかいを得えるために必要ひつようなことで嫌いやがらせではない」などと反論はんろんし、訴うったえを退しりぞけるよう求もとめました。

自殺じさつした男性だんせいの兄あには「弟おとうとは家族かぞくの前まえでは優やさしくて真面目まじめな人間にんげんでした。日頃ひごろから障害しょうがいのことを知しられることを嫌いやがっていて、紙かみを書かかされた当日とうじつに会あったときは『無理むりやり書かかされ、さらし者さらしものにされる、どうしよう』と話はなして落ち込おちこんでいた。この出来事できごとがなかったら自殺じさつしていないと思おもうし、許ゆるせない」と話はなしています。

【全文ぜんぶん】男性だんせいが書かいた17項目こうもくの内容ないよう

亡なくなった男性だんせいが書かかされたという紙かみには、「しょうがいがあります」ということばに続つづいて生活せいかつ上じょうの行為こういや心情しんじょうなど17の項目こうもくが羅列られつされ頭あたまの部分ぶぶんに男性だんせいができることには○、できないことや苦手にがてなことには×が書かかれています。その全文ぜんぶんです。