「俳句甲子園」は正岡子規のふるさと松山市で毎年開かれていて、例年、高校生が一堂に集まり出来栄えや鑑賞力を競いますが、ことしは新型コロナウイルスの影響で事前に募集した句の審査結果が松山市総合コミュニティーセンターからライブ配信されました。
このうち5人1組であたえられたテーマから20句を作る団体部門は、ミミズの情景を表現した「いつぽんの肉ゆたかなる蚯蚓(みみず)かな」という句などを詠んだ東京の開成高校のチームが全国66校82チームの頂点に立ちました。
開成高校の優勝は3年ぶり11回目です。23日は表彰されたチームや個人と会場の間がネットで中継され、生徒たちは感激した様子で喜びを語っていました。
開成高校のチームは「ことしは不安と緊張でいっぱいでしたが、言葉に表すことができないくらいうれしい」と話していました。実行委員会の日野裕士代表は「初のリモート開催でしたが、生徒たちの喜ぶ姿をみて開催して良かったと思います」と話していました。