中国とオーストラリアの
対立が
深まる中、
中国の
通信機器大手ファーウェイのオーストラリア
法人は、
現地での
経営環境が
悪化しているとして、
プロラグビー
チームとの
主要スポンサー
契約を
今シーズンで
打ち切ると
発表しました。オーストラリアに
あるファーウェイの
現地法人は31
日声明を
出し、2012
年から
続けてきたオーストラリアの
プロラグビー
チーム「キャンベラ・レイダース」との
主要スポンサー
契約を、
今シーズンで
打ち切ると
発表しました。
理由については「経営環境の悪化が業績に想定以上の影響を及ぼしているため」と説明しています。
現地法人の広報責任者は記者団に対し、オーストラリア政府がおととし、新たな通信規格「5G」の整備事業へのファーウェイの参入を禁止したことが、経営環境の悪化を引き起こしていると指摘し、「5G以外のビジネスは見込めない」と述べました。
また、「キャンベラ・レイダース」のファーナーCEOは、契約打ち切りについて「とても悲しい。今後、ファーウェイのようによいスポンサーが見つかればラッキーだ」と話しました。
中国とオーストラリアは、新型コロナウイルスや香港の問題をめぐって対立を深めていて、最近では中国政府が、オーストラリア産のワインが不当に安く中国に輸入されているとして調査に乗り出すなど、経済分野にも影響が及んでいます。