日本新聞: 福島第一原発最大16mの防潮堤建設へ巨大地震の新しい想定で

福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ最大さいだい16mの防潮ぼうちょう堤つつみ建設けんせつへ巨大きょだい地震じしんの新あたらしい想定そうていで

Sep 14, 2020 18:09

Furigana

日本にっぽん海溝かいこうで巨大きょだい地震じしんが起おきた場合ばあいの新あたらしい想定そうていに基もとづくと、福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょでは、建設けんせつ中ちゅうの防潮ぼうちょう堤つつみを越こえる津波つなみが襲おそう可能かのう性せいがあることが分わかり、東京とうきょう電力でんりょくは、より高たかい最大さいだい16メートルの防潮ぼうちょう堤つつみを建設けんせつする方針ほうしんをまとめました。ことし4月つき、国くにの検討けんとう会かいは、北海道ほっかいどう沖おきから岩手いわて県けん沖おきにかけての「千島ちしま海溝かいこう」と「日本にっぽん海溝かいこう」で巨大きょだい地震じしんが起おきた場合ばあいの想定そうていを新あらたに示しめしました。

これに基もとづいて東京とうきょう電力でんりょくが解析かいせきしたところ、日本にっぽん海溝かいこうで巨大きょだい地震じしんが起おきた場合ばあい、福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの1号機ごうきから4号機ごうきの沿岸えんがん部ぶには、最大さいだいで14.1メートル、4号機ごうきの南側みなみがわでは、最大さいだいで15.3メートルの津波つなみが襲おそう可能かのう性せいがあることが分わかりました。

現在げんざい、東京とうきょう電力でんりょくは、1号機ごうきから4号機ごうきの沿岸えんがん部ぶで海うみからの高たかさが11メートルになる防潮ぼうちょう堤つつみを建設けんせつ中ちゅうで、4号機ごうきの南側みなみがわでは、すでに最大さいだい12.8メートルの高たかさになる防潮ぼうちょう堤つつみを完成かんせいさせていますが、これらを越こえる津波つなみが襲おそうことになります。