Actualités japonaises: 1歳息子にエアガン発射し死亡父親に懲役16年判決福岡地裁

1歳さい息子むすこにエアガン発射はっしゃし死亡しぼう父親ちちおやに懲役ちょうえき16年ねん判決はんけつ福岡ふくおか地裁ちさい

Feb 9, 2023 19:02

Furigana

5年ねん前まえ、福岡ふくおか県けん田川たがわ市しで、当時とうじ1歳さいの息子むすこに対にたいしエアガンの弾たまを発射はっしゃしたほか、必要ひつような治療ちりょうを受うけさせずに死亡しぼうさせたとして、保護ほご責任せきにん者しゃ遺棄いき致死ちしなどの罪つみに問とわれた父親ちちおやに対にたいし、福岡ふくおか地方ちほう裁判所さいばんしょは「人格じんかくや尊厳そんげんを無視むしした極きわめて残酷ざんこくな犯行はんこうだ」として、検察けんさつの求刑きゅうけいどおり懲役ちょうえき16年ねんの判決はんけつを言い渡いいわたしました。

田川たがわ市しの無職むしょく、常つね慶けい雅則まさのり被告ひこく（27）は、5年ねん前まえ、自宅じたくで三男さんなんの唯ただ雅みやびくん（当時とうじ1歳さい）にエアガンの弾たまを多数たすう回かい発射はっしゃする暴行ぼうこうを加くわえたほか、衰弱すいじゃくしていたことを認識にんしきしながら必要ひつような治療ちりょうを受うけさせず死亡しぼうさせたとして、傷害しょうがいと保護ほご責任せきにん者しゃ遺棄いき致死ちしの罪つみに問とわれました。

これまでの裁判さいばんで、検察けんさつは懲役ちょうえき16年ねんを求刑きゅうけいし、被告ひこく側がわは「被告ひこく以外いがいがエアガンを撃うった可能かのう性せいや、保護ほごが必要ひつような状態じょうたいだったと認識にんしきできなかった可能かのう性せいがある」として無罪むざいを主張しゅちょうしていました。

9日にちの判決はんけつで、福岡ふくおか地方ちほう裁判所さいばんしょの冨田とみた敦史あつし裁判さいばん長ちょうは、被告ひこくが至近しきん距離きょりでエアガンを発射はっしゃさせて傷きずを負おわせたことや、治療ちりょうが必要ひつような状態じょうたいを認識にんしきしていたと認定にんていし、無罪むざい主張しゅちょうを退しりぞけました。

そのうえで、「わずか1歳さいのわが子わがこが衰弱すいじゃくしていく様子ようすを目の当まのあたりにしながら、長期ちょうき間かんにわたって保護ほごしない状態じょうたいを続つづけていて、結果けっかも重大じゅうだいだ。被害ひがい者しゃの人格じんかくや尊厳そんげんを無視むしした極きわめて残酷ざんこくな犯行はんこうと言いうほかない。長期ちょうき間かん、罪つみに向き合むきあう期間きかんを経へながら反省はんせいのことばも謝罪しゃざいもない」などとして、検察けんさつの求刑きゅうけいどおり、懲役ちょうえき16年ねんの判決はんけつを言い渡いいわたしました。