LGBTの
人たちへの
理解を
増進するための
議員立法をめぐり、
自民党の
世耕参議院幹事長は、
焦点となっている「
差別は
許されない」という
文言について、
できるかぎり
表現を
生かす方向で
党内の
議論をまとめるべきだという
考えを
示しました。
おととし、国会への提出が見送られた、LGBTの人たちへの理解を増進するための議員立法について、与野党双方から早期成立を求める声が強まるなか、自民党内の一部には、法案の「差別は許されない」という文言に対し、「かえって社会を分断させる」などと反発する声が根強くあります。
これについて自民党の世耕参議院幹事長は、記者会見で「すでに去年のG7の声明にも同種の文言は入っている。この法案には罰則がついてるわけではないので、できるかぎりこの表現を生かす方向で党内の議論がまとまればいいと期待している」と述べました。
一方、憲法24条の「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」という規定と同性婚の関係をめぐっては「今の憲法を読むかぎり、同性婚は認めていないのではないか」と述べました。