市教育委員会は4年前から、教育の専門家や学校関係者による会議を設けて、プログラムの内容の見直しを進めてきました。
その結果、小学3年生向けの教材から「はだしのゲン」の掲載を取りやめ、新年度の教材は別の内容に変更することを決めたということです。
これについて、現場の教員などから、物語の前後の流れや時代背景を児童に説明する必要があり、授業の時間内で被爆の実態を伝えることが難しいといった意見が出ていたため、変更を決めたと市教育委員会は説明しています。 新年度の教材は、原爆投下の前日に家族写真を撮影し、原爆で家族を失った女性について、広島市が取材した内容を掲載するということです。 今回の判断について広島市教育委員会指導第一課は「継承と発信という平和学習の目的のため、学習内容として、よりよいものを検討した結果だ」とコメントしています。
世界各地の24の言語に翻訳されるなど、原爆の非人道性を伝える作品として高い知名度を持つだけに、広島市教育委員会の判断にインターネット上では、賛否さまざまな意見が広がっています。
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