先月の
開会以降、
1か月余りにわたって
議長選挙を
繰り返してきた、
沖縄県与那国町の
町議会は31
日、99
回目の
議長選挙を
行い、
与党側の
議員が
当選し、ようやく
議長が
決まりました。
先月9日に
行われた
与那国町議会議員選挙では、10
人の
定員に対し、
議会の
与党側、
野党側が
半数ずつを
分け
合う結果となり、
先月28
日に
開会して
以降、
1か月余りにわたって
議長選挙が
繰り返されてきました。
選挙では採決に加わらない議長をみずからの勢力から出すのは避けたいという与野党双方の思惑から、2人の議員が5票ずつを集める結果が繰り返され、地方自治法に基づいて、くじ引きが行われても当選した議員が辞退して議長が決まらない状態が続き、これまでに98回の選挙が行われました。
そして、31日午前、99回目の議長選挙が行われ、全員の議員からとなる10票を得た与党側の議員が当選し、ようやく議長が決まりました。
このあと、議長に選ばれた与党側の議員が「町民はじめ、県内外の皆様にご迷惑をおかけしたことにおわび申し上げます。これ以上、議長選挙を重ねることで混乱を招きかねないとの思いから苦渋の選択で議長を引き受けさせていただきます」と述べました。
与那国町は今月12日に予算案の一部について、議会の議決を経ない専決処分で成立させていますが、今回の定例議会で審議予定のその他の議案は残っていて、1か月余りを議長選挙だけに費やしてきた議会には、早急な審議が求められます。
先月9日に行われた与那国町議会議員選挙では、10人の定員に対し、議会の与党側、野党側が半数ずつを分け合う結果となり、先月28日に開会して以降、1か月余りにわたって議長選挙が繰り返されてきました。
選挙では採決に加わらない議長をみずからの勢力から出すのは避けたいという与野党双方の思惑から、2人の議員が5票ずつを集める結果が繰り返され、地方自治法に基づいて、くじ引きが行われても当選した議員が辞退して議長が決まらない状態が続き、これまでに98回の選挙が行われました。
そして、31日午前、99回目の議長選挙が行われ、全員の議員からとなる10票を得た与党側の議員が当選し、ようやく議長が決まりました。
このあと、議長に選ばれた与党側の議員が「町民はじめ、県内外の皆様にご迷惑をおかけしたことにおわび申し上げます。これ以上、議長選挙を重ねることで混乱を招きかねないとの思いから苦渋の選択で議長を引き受けさせていただきます」と述べました。
与那国町は今月12日に予算案の一部について、議会の議決を経ない専決処分で成立させていますが、今回の定例議会で審議予定のその他の議案は残っていて、1か月余りを議長選挙だけに費やしてきた議会には、早急な審議が求められます。
新議長の前西原氏「100回は超えないという考えから」
沖縄県の与那国町議会の新たな議長に選ばれた前西原武三議員は「議長選挙が繰り返される中で、これ以上、町民に迷惑をかけられず、100回は超えないという与野党の考えから99回で決めることとなり、最終的には与党の代表として『私がやらなければいけない』という思いから引き受けた。今でももやもやしたものがあるが、町民から信頼される議会運営を目指したい」と話していました。