脳性まひの
子どもに、きょうだいの
へその緒から
採った
さい帯血を
移植して、
運動機能などの
改善を
目指す、
高知大学の
臨床研究について、
国は24
日、
計画を
了承しました。
厚生労働省の
再生医療に関する部会で
了承されたのは、
高知大学の
藤枝幹也教授の
研究グループが
計画している
臨床研究です。
計画書によりますと、小児脳性まひなどと診断された1歳から6歳までの子ども8人に、きょうだいのへその緒からとったさい帯血を移植するとしています。
さまざまな細胞のもとになる幹細胞を多く含む、さい帯血を移植することで、運動機能を改善させる計画です。
脳性まひの子どもに本人のさい帯血を使う臨床研究はすでに行われていますが、さい帯血が保存されていないケースも多いことから、研究グループでは、きょうだいのさい帯血を使う臨床研究を国に申請していました。
研究グループでは、安全性のほか運動機能の改善など有効性について2年間かけて調べるということで、治療の幅が広がることが期待されます。