Actualités japonaises: 日本学術会議会員の一部候補の任命を菅首相が見送り

日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会員かいいんの一部いちぶ候補こうほの任命にんめいを菅かん首相しゅしょうが見送みおくり

Oct 1, 2020 15:10

Furigana

「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ」の新あらたな会員かいいんについて、加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは、午前ごぜんの記者きしゃ会見かいけんで、会議かいぎ側がわが推薦すいせんした候補こうほの一部いちぶの任命にんめいを、菅かん総理そうり大臣だいじんが見送みおくったことを明あきらかにしたうえで、これまでと同様どうように法律ほうりつに基もとづいて手続てつづきを行おこなったと説明せつめいしました。この中なかで、加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは、日本にっぽんの科学かがく者しゃの代表だいひょう機関きかんとして国くにが設もうけている「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ」の新あらたな会員かいいんについて、「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎの推薦すいせんに基もとづいて、総理そうり大臣だいじんが任命にんめいする仕組しくみになっている。8月つき31日にちに会議かいぎから会員かいいん候補こうほ推薦すいせん書しょが総理そうり大臣だいじんに提出ていしゅつされ、きょう、99人にんの任命にんめいを行おこなった」と述のべました。

そして、今いまの仕組しくみとなった平成へいせい16年度ねんど以降いこう初はじめて、菅かん総理そうり大臣だいじんが、会議かいぎ側がわが推薦すいせんした候補こうほの一部いちぶの任命にんめいを見送みおくったことを明あきらかにしました。

そのうえで、これまでと同様どうように法律ほうりつに基もとづいて手続てつづきを行おこなったと説明せつめいし、「これまでは、推薦すいせんされた人ひとをそのまま認みとめていたが、今回こんかいは、そうではなかったという結果けっかの違ちがいであり、対応たいおうしてきた姿勢しせいが変かわるものではない」と述のべました。

一方いっぽう、加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは、記者きしゃ団だんが、「菅かん総理そうり大臣だいじんの政治せいじ判断はんだんだとすれば、学問がくもんの自由じゆうの侵害しんがいにあたるのではないか」などと質問しつもんしたのに対にたいし、「会員かいいんの人事じんじなどを通をつうじて、一定いっていの監督かんとく権けんを行使こうしすることは法律ほうりつ上じょう可能かのうになっている。直ただちに学問がくもんの自由じゆうの侵害しんがいにはつながらないと考かんがえている」と述のべました。

「外はずした理由りゆう開示かいじを」立りつ民みん安住あんじゅう国対こくたい委員いいん長ちょう

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの安住あんじゅう国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは、記者きしゃ団だんに対にたいし「異例いれいなことだと思おもう。特定とくていの人間にんげんを外はずした理由りゆうを開示かいじしてもらいたい。日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎの会員かいいんを選えらぶ際さいに、過去かこに政府せいふが提出ていしゅつした法案ほうあんに対にたいする賛否さんぴを参考さんこうにするような、政治せいじ的てき意図いとを持もっていたとすれば看過かんかできないので徹底てってい的てきに国会こっかいで追及ついきゅうする」と述のべました。