抗議行動が
続く香港では5
日、
仕事を
休んで
政府への
反発を
示そうと、
幅広い
業種で
ストライキが
呼びかけられ、
香港を
発着する160
便以上が
欠航する
など、
影響が
広がっています。
香港では
容疑者の
身柄を
中国本土にも
引き渡せるようにする
条例の
改正案をめぐって、
政府が
撤回の
求めに
応じないことや
警察の
対応などに
反発して、
市民が
抗議活動を
続けています。
5日はSNSなどを通じて仕事を休んで政府への反発を示そうと幅広い業種でストライキが呼びかけられていて、航空会社の労働組合によりますと、多くの従業員がこれに応じて仕事を休んでいるということで、香港国際空港を発着する便のうち福岡など日本に向かう便も含め、これまでに160便以上が欠航となりました。
地下鉄でも、出勤するのを妨げようと若者たちが列車のドア付近に立つなどして発車を遅らせたため、怒った乗客との間で口論になる場面もありました。
こうした影響で空港に向かう路線は運行が止まっています。
各地の幹線道路では若者たちが路上に障害物を置いたため、一時的に車が通行できなくなりました。
午後からは7か所で抗議集会が予定され、市民グループなどが仕事を休んだ人たちに参加するよう呼びかけています。
香港では一連の抗議活動が始まってまもなく2か月となる中、香港政府や警察に対する市民の不満が強まっていて、混乱がさらに広がりそうです。
日本総領事館 治安の状況に注意呼びかけ
香港にある日本総領事館は、大規模な抗議活動が続いていることから、ホームページなどを通じて治安の状況に注意するよう呼びかけています。
この中では、抗議活動が事前に予測できない状況も起きており、抗議活動や衝突の場に遭遇しても近づかないよう求めています。
また、抗議活動の様子をスマートフォンで撮影しようとしてトラブルになったケースも報告されているとしています。