Japanese News: エボラ出血熱ＷＨＯ“２種類の薬が治療に効果”

エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつＷＨＯだぶりゅ-えいちお-“２に種類しゅるいの薬くすりが治療ちりょうに効果こうか”

Aug 13, 2019 10:08

Furigana

アフリカ中部ちゅうぶ、コンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こくで流行りゅうこうが続つづくエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつについて、ＷＨＯだぶりゅ-えいちお-＝世界せかい保健ほけん機関きかんは開発かいはつ中ちゅうの２に種類しゅるいの薬くすりが臨床りんしょう試験しけんで治療ちりょうに効果こうかがあることを示しめしたと発表はっぴょうし、流行りゅうこうの収束しゅうそくにつながるか注目ちゅうもくされています。アフリカ中部ちゅうぶのコンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こくでは、東部とうぶの北きたキブ州しゅうなどで去年きょねん８月はちがつからエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつが流行りゅうこうし、これまでにおよそ2800人にんの患者かんじゃが確認かくにんされ、およそ1900人にんが死亡しぼうしています。

ＷＨＯだぶりゅ-えいちお-は去年きょねん11月つきからエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの治療ちりょうに効果こうかがある可能かのう性せいのある薬くすりの臨床りんしょう試験しけんを行おこなっていましたが、12日にち、２に種類しゅるいの薬くすりが優すぐれた効果こうかを示しめしたと発表はっぴょうしました。

研究けんきゅうチームによりますと、臨床りんしょう試験しけんは４よん種しゅの薬くすりでおよそ700人にんの患者かんじゃを対象たいしょうに行おこなわれ、アメリカの製薬せいやく会社かいしゃが開発かいはつした「ＲＥＧＮーＥい-Ｂび-３さん」を投与とうよされた患者かんじゃの死亡しぼう率りつは29％、ＮＩＡＩＤ＝アメリカ国立こくりつアレルギー・感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょが開発かいはつした「ｍＡｂ114」では34％で、ほかの２に種類しゅるいの薬くすりと比くらべて顕著けんちょな違ちがいを示しめしたということです。

また感染かんせんの初期しょきで血液けつえき中ちゅうのウイルス濃度のうどが低ひくい段階だんかいで投与とうよを受うけた患者かんじゃの場合ばあい、90％が生存せいぞんしたということです。

臨床りんしょう試験しけんに携たずさわったＮＩＡＩＤのアンソニー・ファウチ医師いしは「どちらの薬くすりも高たかい効果こうかを示しめしていて、患者かんじゃの治療ちりょうに向むけた大おおきな前進ぜんしんだ」と述のべていて、流行りゅうこうの収束しゅうそくにつながることが期待きたいされるとともに、今後こんご、新あらたな流行りゅうこうの発生はっせいを防ふせげるか、注目ちゅうもくされています。