福岡県中間市で、3
歳の
男の子が
頭を
殴られ
死亡した
事件で、
傷害致死の
罪で
起訴された
母親が、
骨折させた
男の子を
無理やり歩かせようとする
様子を
スマートフォンで
撮影し、
父親に
送信する
などしていたことが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
福岡県中間市の
住宅で、ことし8
月、3
歳の
末益愛翔くんが
頭を
殴られ
死亡した
事件で、
父親の
末益涼雅被告(23)と
母親の
歩被告(23)の
夫婦が
暴行を
加えて
死亡させたとして
傷害致死の
罪で
起訴されました。
夫婦は、愛翔くんを突き飛ばして足蹴りしたり、体を何度も殴って骨折させたりした傷害の罪のほか、ペットのトイレ用の砂を口に入れたり、まぶたにセロハンテープを貼ったりしたとして暴行の罪でも起訴されています。
さらに、妻の歩被告は、スマートフォンで虐待の様子などを撮影し、SNSを通じて写真や動画を夫の涼雅被告に送信していたことが捜査関係者への取材で分かりました。
この中には、愛翔くんに暴行を加えて骨折させながら、「立て!歩け!」などとしかり、愛翔くんが下半身を押さえて痛みを訴えながら、よろよろと歩こうとする動画も含まれていたということです。
警察は、夫婦がスマートフォンで指示や報告をしながら虐待を繰り返していたとみて実態を捜査しています。