福岡県警察本部の
警察官が
同僚から
現金を
盗む事件が
相次ぎ、16
日、
3人が
窃盗の
疑いで
書類送検され、
いずれも
減給の
懲戒処分となりました。
福岡県警では職場内などの窃盗事件が相次ぎ、去年夏から今回で6件目です。書類送検されたのは、折尾警察署に勤務していた、いずれも20代の交通2課の巡査と地域課の巡査長、それに行橋警察署・生活安全課の30代の巡査長の合わせて3人です。
福岡県警によりますと、折尾警察署の交通2課の巡査は、去年11月、警察の寮で、同僚のレターケースから3万2000円を盗んだ疑いが持たれているほか、地域課の巡査長は去年5月、同じ寮で同僚の財布から2万円を盗んだ疑いが持たれています。さらに行橋警察署の巡査長は、先月、警察署内で同僚の財布から5万円を盗んだ疑いが持たれています。
調べに対し、3人は「給料日までの金が足りなくなった」などと容疑を認めているということです。
福岡県警は16日、3人を窃盗の疑いで書類送検しましたが、逮捕せず任意の捜査とした理由について、いずれも容疑を認め逃亡のおそれがないためなどとしています。
そのうえで、それぞれを減給の懲戒処分として、3人は16日付けで依願退職しました。
福岡県警では、職場内などでの窃盗事件が、去年8月から今回の件を含め6件相次いでいて、棟杉邦哉首席監察官は「警察官としてあるまじき行為で職務倫理を徹底したい」としています。