学校の
ルールをめぐって
岐阜県内の
小中学校の
中に、
子どもたちが
早く
下校しても
午後4時ごろまで
外出しないよう
指導している
ケースが
あることが
NHKの
取材で
分かりました。
子どもたちや
学校関係者の
間では“
4時禁(よじきん)
ルール”と
呼ばれ、
一部では
この指導の
見直しを
求める署名活動も
始まっています。“
4時禁ルール”と
呼ばれている
指導は
授業が
昼までに
終わり
子どもたちが
下校した
際、
小学生は
午後3時まで、
中学生は
午後4時までなど自宅から
外出しないよう
求めるもので、
NHKが
各教育委員会に
取材したところ、42
市町村の
うち36の
自治体に
ある学校で
行われていることが
分かりました。
“4時禁ルール”は校則などで明文化されているケースは少なく、各学校が口頭で指導しているということです。
指導の理由について各教育委員会はそれぞれの学校の判断だとしたうえで、「両親が仕事で不在の家庭が多く教員も研修などがありトラブルに対応できない」とか、「一部の子どもは研究授業に参加しているので不公平が生じるため」などと答えています。
NHKが子どもたちに話を聞いたところルールに違反すると個室で指導したり、反省文を提出させたりする学校もあるということで、議論が十分ではないなどとして、指導の見直しを求める活動も行われています。
インターネット上で反対の署名活動を行う塾の経営者は「教師に抗議した生徒もいるが『決まりだから』とか、『ルールを破るつもりなのか』と言われて議論になっていない。しっかりとした議論や自由な意見を言える場を作ってほしい」と話していました。