Japanese News: 武漢「地元当局現実に目を背けていた」中国メディアが批判

武漢ぶかん「地元じもと当局とうきょく現実げんじつに目めを背そむけていた」中国ちゅうごくメディアが批判ひはん

Feb 2, 2020 20:02

Furigana

中国ちゅうごくで感染かんせんが拡大かくだいしている新型しんがたのコロナウイルスについて、中国ちゅうごくメディアは、感染かんせん状況じょうきょうが最もっとも深刻しんこくな湖北こほく省しょう武漢ぶかんでは病院びょういんのベッドが足たりず、検査けんさ体制たいせいも整ととのっていないことなどから、感染かんせんが疑うたがわれる人ひとたちに対にたいし「地元じもと当局とうきょくが現実げんじつに目めを背そむけていた」として対策たいさくの課題かだいを指摘してきしています。中国ちゅうごくの雑誌ざっし「財ざい新しん」の電子でんし版ばんは、武漢ぶかんで取材しゅざいしている記者きしゃなどの話はなしとして、病院びょういんのベッドが足たりず、感染かんせんが疑うたがわれる多おおくの人ひとたちが入院にゅういんできずに地域ちいきコミュニティーに留め置とめおかれ、感染かんせんしているか確認かくにんするための検査けんさを受うける機会きかいがないまま症状しょうじょうが悪化あっかしているとして、感染かんせんの全体ぜんたい像ぞうの把握はあくが難むずかしくなっていると指摘してきしています。

さらに、検査けんさするための手続てつづきが煩雑はんざつで、病院びょういんに検査けんさキットが行き渡いきわたっておらず、多おおくの人ひとが検査けんさを受うけていないとして対策たいさくの課題かだいを指摘してきしています。

そして「地元じもと当局とうきょくは、感染かんせんが疑うたがわれ病院びょういんで診察しんさつを受うけたあとに自宅じたくで健康けんこう状態じょうたいを確認かくにんしている人数にんずうを公表こうひょうしてこなかった」として情報じょうほうをひた隠ひたかくしにしていると指摘してきしたうえで、「地元じもと当局とうきょくは、感染かんせんが疑うたがわれる人ひとが増ふえているのに、現実げんじつに目めを背そむけてきた。迅速じんそくな診察しんさつと病人びょうにんの管理かんりができておらず、地元じもとの官僚かんりょうシステムの弊害へいがいがあらわになっている」として、地元じもと当局とうきょくのこれまでの対応たいおうを強つよく批判ひはんしています。