コンタクトレンズポイ捨ぽいすてやめて 環境かんきょうへの影響えいきょう懸念けねん

このうち最もっとも多おおかったのが洗面せんめん所しょや流ながしで33.3％、トイレが15.1％でした。

コンタクトレンズは日本にっぽん国内こくないで推定すいていで年間ねんかん30億おく枚まいが出荷しゅっかされていて、協会きょうかいでは環境かんきょう汚染おせんや生態せいたい系けいへの影響えいきょうが懸念けねんされている「マイクロプラスチック」につながるおそれがあるとして、自治体じちたいの指示しじに従にしたがって正ただしく廃棄はいきしてほしいと呼よびかけています。

また、使い捨つかいすてコンタクトレンズのケースも環境かんきょうへの影響えいきょうを考かんがえ、大手おおて販売はんばい会社かいしゃが店頭てんとうで回収かいしゅうしリサイクルを進すすめているほか、東京とうきょうの女子じょし高校こうこうでも家庭かていで出でたケースを回収かいしゅうする活動かつどうを行おこなっていて、この２に年ねん半はんで校内こうないで３さん万まん5000個こ以上いじょうを回収かいしゅうしたということです。

マイクロプラスチックの問題もんだいに詳くわしい東京とうきょう農工のうこう大学だいがくの高田たかだ秀しげる重じゅう教授きょうじゅは「一部いちぶは川かわや海うみに流れ込ながれこんで生き物いきものや環境かんきょうに影響えいきょうを与あたえている可能かのう性せいがある。ペットボトルやレジ袋ぶくろを正まさしく捨すてないのと同おなじ行為こういで影響えいきょうは小ちいさくない。捨すてたごみの行く末ゆくすえを考かんがえてほしい」と話はなしています。

協会きょうかいはリサイクル呼よびかけ

コンタクトレンズとマイクロプラスチックの問題もんだいをめぐっては、去年きょねん、アメリカの研究けんきゅうグループが、全米ぜんべいで年間ねんかんおよそ18億おくから33億おく6000万まん枚まいのコンタクトレンズが下水げすいに流ながされている可能かのう性せいがあるという推計すいけい結果けっかを発表はっぴょうしました。

日本にっぽんコンタクトレンズ協会きょうかいによると、日本にっぽんのコンタクトレンズの使用しよう者しゃは1600万まん人にんから2200万まん人にんとみられていて、推定すいていで年間ねんかんに30億おく枚まいが出荷しゅっかされています。

５ご人にんに１いち人にんがごみ箱ごみばこ以外いがいに廃棄はいきしているという調査ちょうさ結果けっかを受うけ、協会きょうかいでは販売はんばい店てんなどを中心ちゅうしんにリサイクルを呼よびかけています。

販売はんばい会社かいしゃ「リサイクル認知にんち度ど高たかめたい」

コンタクトレンズと関連かんれん用品ようひんの販売はんばい会社かいしゃでは、全国ぜんこくの店舗てんぽや540を超こえる企業きぎょうやおよそ1000校こうの学校がっこうなどと連携れんけいして、使い捨つかいすてコンタクトレンズのケースの回収かいしゅうを始はじめています。

使い捨つかいすてコンタクトレンズのケースはすべてのメーカーが同おなじ素材そざいを使つかっているため、リサイクルがしやすいということで、これまでに331トン余あまり、ケースにしておよそ２に億おく9000万まん個こ分ぶんを回収かいしゅうし、リサイクルにつなげているということです。

販売はんばい大手おおて「アイシティ」の水戸部みとべ望のぞむ広ひろさんは「最近さいきんはケースを持もってきてくれる顧客こきゃくも増ふえている。今後こんごも販売はんばい時じに啓発けいはつするなどリサイクルの認知にんち度どを高たかめたい」と話はなしています。

学校がっこうに回収かいしゅうボックス

東京とうきょう・練馬ねりま区くの東京とうきょう女子じょし学院がくいん中学ちゅうがく・高等こうとう学校がっこうでは、おととしから社会しゃかいや環境かんきょうに役立やくだつ活動かつどうを行おこなおうと、各かくクラスに回収かいしゅうボックスを設置せっちして家庭かていで出でるコンタクトレンズのケースを回収かいしゅうしています。

これまでの２に年ねん半はんで３さん万まん5100個こ分ぶん、重おもさ35.1キロのケースを回収かいしゅうしたということです。

女子じょし生徒せいとの１いち人にんは「きちんと回収かいしゅうされれば二に酸化さんか炭素たんそを減へらせたり、新あたらしい製品せいひんに変化へんかしたりすることがわかった。リサイクルが環境かんきょうによいことをもっと知しってもらい活動かつどうが広ひろまればいい思おもいます」と話はなしていました。