地球温暖化に対する
若者たちの
意識が
各国で
高まる中、イギリスの
人気ロックバンド「コールドプレイ」が
環境への
負荷が
かかることを
理由に
世界ツアーを
行わないと
発表し、
話題になっています。イギリスの
公共放送BBCの
電子版は21
日、「
美しき
生命」
などの
楽曲で
知られる
人気ロックバンド「コールドプレイ」のボーカル、クリス・マーティン
さんの
インタビューを
掲載しました。
この中で、マーティンさんは新アルバムの発表に合わせた世界ツアーについて、観客が飛行機で移動することで大量の温室効果ガスが排出され、環境への負荷が大きいとして行わないことを明らかにしました。
そのうえで、「1、2年かけて持続可能で、環境に有益な形でのツアーの在り方を検討していく」としています。
ロンドンの慈善団体の調査では、イギリスの音楽業界から排出される温室効果ガスは年間40万トン余りにのぼり、このうち最も環境への負荷が高いのは観客の移動だということです。
コールドプレイは前回の世界ツアーで延べ540万人を動員していて、人気バンドとして問題意識を示した形です。
ツイッター上では「すばらしいニュースだ」と賛成する声のほか、「どうやったらバンドが環境に有益になれるんだ」という懐疑的な声も寄せられるなど、話題になっています。
コールドプレイは今月25日にロンドンでチャリティーライブを開き、収益は全額、環境団体に寄付することにしています。