証券最大手の「
野村ホールディングス」は
来年4月に
永井浩二社長が
会長に
退き、
奥田健太郎副社長を
後任の
社長に
昇格させる
人事を
決めました。
野村ホールディングスの
経営トップの
交代は
平成24
年以来で
8年ぶりとなります。
野村ホールディングスは
2日、
取締役会を
開き、
来年4月1日付けで
永井社長が
会長に、
奥田副社長が
後任の
社長に
就任する
人事を
決定しました。
永井氏が経営トップに就任したのは2012年8月で、8年ぶりにトップが交代することになります。
新たに社長に就任する奥田副社長は56歳。
昭和62年に野村証券に入社し、投資銀行業務を担当する役員などを務めたあと、ことし4月から副社長に就任していました。
野村ホールディングスは国内の証券事業の業績が伸び悩んでいるうえ、東京証券取引所で議論されていた市場区分の見直しをめぐる情報を社員が投資家に不適切に伝え、金融庁から業務改善命令を受けるなど不祥事も相次いでいました。
今の経営体制が長期に及んでいるため、ここでトップ交代を行うことで事業のてこ入れを図るとともに、内部管理体制の立て直しも加速させるねらいがあるものとみられます。