6日のショートプログラムの演技では、冒頭、持ち味のトリプルアクセルの着氷でバランスを崩し、続く3回転の連続ジャンプでは2本目のジャンプで転倒しました。後半は持ち直して3回転ループを決めたものの、前半のジャンプのミスが響いて70.71の得点で、出場した6人中、最下位となる6位でした。
ロシアのアリョーナ・コストルナヤ選手が、トリプルアクセルなどで高い出来栄え点を獲得し、先月のNHK杯で自身が記録した世界最高得点を更新する85.45をマークして大会初出場ながらトップに立ちました。
2位はピョンチャンオリンピック金メダルのアリーナ・ザギトワ選手、3位はアンナ・シェルバコワ選手でロシア勢が上位を占めました。
女子シングル後半のフリーは7日に行われます。
紀平「疲れで足が動かない感覚が…」
紀平選手はショートプログラムの演技を振り返り、「昼間の練習でとても緊張して体が疲れ、きちんと足が動かない感覚があった。疲れがたまっていて体力的にしんどかった。睡眠も十分に取れなかったので夜の競技では、昼間にしっかりと体力を温存しておかないとだめだと改めて分かった」と述べました。
序盤のジャンプでミスを重ねたことについて「大きな大会だがプレッシャーは関係なく、自分の調整ミスだった。今回は調整が本当に難しく、体の動きが鈍かった」と話していました。
7日のフリーで4回転ジャンプを取り入れる可能性について「あすの練習の調子によって演技に組み込むかどうか決めたい」と話していました。
コストルナヤ「予定の演技全てできた」
ショートプログラムの世界最高得点を更新してトップに立ったロシアのコストルナヤ選手は「予定していた演技をすべてできたのでうれしい。それだけです」と笑顔で話していました。
女子SP結果
1位 アリョーナ・コストルナヤ 85.45
2位 アリーナ・ザギトワ 79.60
3位 アンナ・シェルバコワ 78.27
4位 ブレイディー・テネル 72.20
5位 アレクサンドラ・トゥルソワ 71.45
6位 紀平梨花 70.71