安倍総理大臣と
日本を
訪れている
アメリカのペンス
副大統領との
会談は、13
日正午すぎに
終わりました。
両氏は
共同記者発表に
臨み、
自由で
開かれたインド
太平洋の
維持に
加え、
幅広い
エネルギー分野での
提携や、
質の
高いインフラ
支援の
定着に
向けた
協力の
推進など、
会談の
成果を
発表するものと
見られます。シンガポールで
開幕する
ASEAN=
東南アジア諸国連合関連の
首脳会議を
前に、
基本方針の
すり合わせを
行うため
日本を
訪れている
アメリカのペンス
副大統領は13
日午前、
総理大臣官邸を
訪れ、
午前11
時前から
安倍総理大臣と
会談し、
会談は
正午すぎに
終わりました。
会談の冒頭、安倍総理大臣は「北朝鮮をはじめとした地域情勢や経済の課題について胸襟を開いて話し、日米の緊密な連携を確認したい。日米同盟は、かつてないほど強固なものになっており、率直な意見交換ができることを楽しみにしている」と述べました。
これに対し、ペンス副大統領は「自由で開かれたインド太平洋に対する日本の決意をわが国も共有しており、ぜひ実現したい。2国間の貿易取り決めの交渉開始や朝鮮半島の非核化という目標に向けた緊密な協力について話し合いたい」と述べました。
会談では、朝鮮半島の非核化に加え、中国が南シナ海での拠点構築などを進めていることを踏まえ「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて一連の首脳会議で緊密に連携することを確認したものとみられます。
また、来年1月にも、日米2国間のTAG=物品貿易協定の締結に向けた交渉が始まることに関連し、公正なルールに基づく自由で開かれたインド太平洋地域の経済発展を目指し協力していくほか、幅広いエネルギー分野での提携や質の高いインフラ支援の定着に向けた協力を推進していくことでも一致したものとみられます。
安倍総理大臣とペンス副大統領は、そろって共同記者発表に臨み、会談の成果を発表することにしています。