「モーニング
娘。」の
元メンバー、
吉澤ひとみ
被告が
酒気帯びの
状態で
車を
運転し、
ひき逃げをした
罪などに
問われている
裁判の
初公判が
東京地方裁判所で
開かれ、
被告は
起訴された
内容を
認め、「
被害者の
方に
本当に
申し訳なく
思っている」と
謝罪しました。
一方、
検察は
刑事責任は
重いとして
懲役2年を
求刑しました。「モーニング
娘。」の
元メンバーの
吉澤ひとみ、
本名、
川前ひとみ
被告(33)は、ことし
9月、
東京・
中野区で
酒気帯びの
状態で
時速86
キロで
車を
運転し、
赤信号を
無視したうえ、
横断歩道をわたっていた
男女2人をはねてけがをさせ
そのまま逃げたとして、
ひき逃げ
などの
罪に
問われています。
東京地方裁判所で開かれた初公判で、被告は裁判官から起訴された内容に間違いないか質問されたのに対し、小さな声で「ありません」と述べ、起訴内容を認めました。
検察は「検出されたアルコールの濃度は高く、車の運転が危険だったことは言うまでもない。被害者が転倒してけがをしたことをすぐに認識したにもかかわらず逃走し、刑事責任は重い」と指摘し、懲役2年を求刑しました。
一方、被告は裁判の間、涙を流し続けていて、弁護士から今の気持ちを聞かれたのに対し、「被害者の方に本当に申し訳なく思っています」と謝罪しました。
また、裁判官からの質問に対して「社会人として考えの甘さや気の緩みがありました。今回起こした事故を一生忘れずに過ごしていきたい」と述べました。
被告の弁護士は「被告は責任を取って芸能界を引退するなど深く反省している」などとして執行猶予のついた判決を求めました。審理は29日ですべて終わり、判決は30日に言い渡されることになりました。