エスカレーターを
歩く危険な
利用方法を
改めてもらい、
本来の「
立ち止まって
乗る」
利用方法を
広めようと、
JR東京駅では、
警備員が
巡回したり
掲示板で
呼びかけたりする
本格的な
啓発活動が17
日から
始まりました。
エスカレーターは、
転倒や
転落防止に
加えて
多くの
人が
速やかに
移動できる輸送効率の
面からも、「
2列で
立ち止まって
乗る」のが
正しい乗り
方ですが、
歩く人のために
片側をあける
習慣が
各地で
広まっています。
この習慣を改めてもらおうと、JR東日本東京支社では通勤客や観光客が多く利用する東京駅で、17日から本格的な啓発活動を始めることになりました。
中央線や京葉線の乗客が利用するエスカレーターでは、職員などが「歩かず2列に並んでください」と呼びかけたほか、蛍光色のベストを着た警備員が巡回してPRしました。
また、乗り口の床には2列で手すりにつかまる人の姿が描かれたほか、壁や手すりにも「歩かないで」といったメッセージが書かれていました。
JR東日本では、これまでにもポスターなどによる呼びかけを行ってきましたが、今回のような本格的な啓発活動は初めてだということで、初日の17日は歩いて先を急ぐ人が目立ちましたが、一部では立ち止まる人も見られました。
啓発活動は、来年2月1日まで行われるということで、JR東日本サービス品質改革室の富田郁朗副課長は、「『歩かないで』と明確に呼びかけることで、社会全体に広めていきたい。変えるのは容易でないが、諦めずに呼びかけたい」と話していました。