1日未明、
東京・
原宿の
竹下通りで
車を
暴走させて
歩行者を
次々にはねたとして
逮捕された
男は「
前日の
大みそかの
昼ごろには
大阪から
レンタカーで
東京に
来ていたが、
付近で
待機していた」
などと
供述していることがわかりました。
警視庁は、
機会をうかがいながら
年明け
直後に
事件を
起こしたとみて
調べています。
1日午前0時10分ごろ、東京・渋谷区神宮前の竹下通りで、軽自動車が140メートル逆走し歩行者9人を次々にはねるなどして、このうち練馬区の19歳の男子大学生が意識不明の重体になっています。
軽自動車に乗っていた住所、職業不詳の日下部和博容疑者(21)は殺人未遂の疑いで逮捕され、捜査関係者によりますと、
当初「テロを起こした」という趣旨の供述をし、その後「死刑制度に対する報復でやった」と容疑を認めているということです。
その後の調べで「前日の大みそかの昼ごろには大阪からレンタカーで東京に来ていたが、交通規制があり付近で待機していた」などと供述していることがわかりました。
当時、原宿や明治神宮の周辺では、車両の通行止めや車線規制が行われていました。
車の後部座席からは灯油が入った容器も見つかっていて、警視庁は、機会をうかがいながら、年明け直後に事件を起こしたとみて調べています。
防犯カメラに逃げる男の映像
現場近くに設置された防犯カメラの映像です。事件の直後の時間帯に容疑者とみられる男が走って逃げるような様子が写っています。
男は、竹下通りを原宿駅方面に向かい、その後、駅前を左に曲がったのが確認できます。さらに現場からおよそ1キロ離れた代々木公園に向かったとみられ、警察官に職務質問されて身柄を確保されたということです。
警視庁は、この映像を含む複数の防犯カメラの映像の解析を進めていて事件前後の容疑者の行動について詳しく調べています。