島根県松江市美保関町の片江地区で6日、「墨つけ祭り」というお祭りがありました。片江地区で250年ぐらい前からお正月に行っているお祭りで、会った人の顔を墨で黒くして、今年1年病気にならないように祈ります。
片江地区にある神社では、お酒で溶かした墨を用意しました。そして、女性たちが「おめでとうございます」と言いながら、神社に来た人の顔に墨を塗りました。
そのあと、男性たちが2つのみこしを肩にのせて、大きな声を出しながら町の中を歩きました。女性たちも一緒に歩いて、会った人たちの顔をどんどん黒く塗りました。
最後に、みこしと、結婚したばかりの人や家を新しく建てた人をみんなで一緒に海に投げて、幸せが続くように祈りました。
参加した人は「びっくりしました。今年1年元気に過ごしたいです」と話していました。