週明けの
東京株式市場、
日経平均株価は、
一時700
円以上値上がりし、
節目と
なる2万円を
回復しました。
世界経済の
先行き
に対する
警戒感がひとまず和らいだためです。
7日の
東京株式市場は、
取り引き開始直後から
全面高となり、
日経平均株価は
一時、700
円以上値上がりしました。
その後、売り注文も出ましたが、日経平均株価、7日の終値は先週末より477円1銭高い、2万38円97銭で節目の2万円を回復しました。
東証株価指数=トピックスは、41.37上がって1512.53。
1日の出来高は、14億2427万株となりました。
株価上昇の背景には、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が4日、利上げをいったん休止することも含め景気に配慮した金融政策を進める姿勢を示し、世界経済の先行きへの警戒感がひとまず和らいだことがあります。
ただ、米中の貿易摩擦は、依然として先行きに不透明感が強いほか、外国為替市場が去年の年末と比べると円高ドル安傾向になっていることから、午後にかけては売り注文も出ました。
市場関係者は「年末以降、懸念材料の1つだった、アメリカの金融政策で、パウエル議長が市場に歩み寄る発言をしたことで、東京市場でも値下がりしていた株をいったん買い戻す動きが広がった。市場では、あすまで行われる貿易問題での米中の次官級協議の状況や日本時間の今夜発表されるアメリカの非製造業に関する経済指標に関心が集まっている」と話しています。