東京医科歯科大学の研究グループはおととし、子どもが「甘い」「苦い」などの4つの味が正しくわかるかどうか調べました。埼玉県の小学校1年生から中学校3年生までの349人を調べました。
「酸っぱい」がわからなかった子どもは21%でした。「塩の味」は14%、「甘い」と「苦い」は6%の子どもがわからないと答えました。4つの味のうちの1つがわからなかった子どもは31%の107人いました。
研究グループによると、味がわからなかった子どもの中には、ジュースやファストフードなどが好きな子どもがたくさんいました。野菜をあまり食べていない子どももたくさんいました。
研究グループは「味がわからなくなると、味が濃い物が食べたくなったりします。そして、食事のバランスが悪くなったり、生活習慣病になったりする心配があります」と話しています。