ポリオは小さい子どもにうつりやすい病気で、手や足にまひが出たり、それがずっと続いたりすることがあります。
パキスタンではポリオになる人が急に増えていて、ことしは今までに246人がこの病気になっています。去年1年の2倍以上です。
日本の政府は、パキスタンに1300万人が使うポリオワクチンを贈ることを決めました。
17日、首都のイスラマバードで、日本の大使がUNICEFにワクチンを贈る式がありました。UNICEFは、パキスタンでポリオワクチンの予防接種を行っています。
パキスタンではイスラム過激派(=イスラム教のためだと言って武器を持って戦うグループ)が邪魔をして、ワクチンが多くの人に届いていません。このため、ポリオになる人がもっと増えることをみんなが心配しています。