일본어 뉴스: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（30日の動き）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる30日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

プーチン大統領だいとうりょう “軍事ぐんじ作戦さくせんの期限きげん語かたる必要ひつようはない”

ロシア軍ぐんがウクライナで広ひろ範囲はんいにわたって攻撃こうげきを強つよめるなか、ロシアのプーチン大統領だいとうりょうは30日にち、訪問ほうもん先さきのトルクメニスタンで記者きしゃから「軍事ぐんじ作戦さくせんはいつ終おわるのか」と聞きかれたのに対にたいして「期限きげんについて語かたる必要ひつようはなく、私わたしは決けっして言いわない」と述のべ、今後こんごも計画けいかくに沿そって作戦さくせんを続つづけていく姿勢しせいを強調きょうちょうしました。

⇒「プーチン大統領だいとうりょう『期限きげん語かたる必要ひつようない』軍事ぐんじ作戦さくせん続つづける姿勢しせい強調きょうちょう」詳細しょうさい記事きじはこちら

ゼレンスキー大統領だいとうりょう NATO首脳しゅのう会議かいぎでさらなる武器ぶき供給きょうきゅう求もとめる

NATO首脳しゅのう会議かいぎに参加さんかしたウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、29日にち大統領だいとうりょう府ふのホームページに新あらたな動画どうがを公開こうかいしました。この中なかでゼレンスキー大統領だいとうりょうは「ウクライナへのミサイル防衛ぼうえいシステムの供給きょうきゅうを加速かそくさせ、テロ国家こっかへの圧力あつりょくを大幅おおはばに高たかめるよう求もとめた」と述のべ、NATO首脳しゅのう会議かいぎの中なかで加盟かめい国こくに対にたいして、ロシアに対抗たいこうするため、さらなる武器ぶきの供給きょうきゅうを求もとめたことを明あきらかにしました。

NATO首脳しゅのう会議かいぎフィンランド・スウェーデン加盟かめい手続てつづき開始かいしへ

NATOの首脳しゅのう会議かいぎはスペインのマドリードで29日にちから始はじまり、各国かっこくが合意ごういした文書ぶんしょ「マドリード首脳しゅのう会議かいぎ宣言せんげん」を発表はっぴょうしました。この中なかでは北欧ほくおうのフィンランドとスウェーデンの2か国かこくの加盟かめいに向むけた手続てつづきを正式せいしきに始はじめるとしています。

NATOのストルテンベルグ事務じむ総長そうちょうは「加盟かめい国こくは批准ひじゅんの手続てつづきをできるだけ早はやく進すすめる用意よういがある」と述のべ、NATOに加盟かめいする30か国かこくすべての承認しょうにんを経へて早期そうき加盟かめいの実現じつげんに期待きたいを示しめしました。

両国りょうこくの加盟かめいを巡めぐっては難色なんしょくを示しめしていたトルコのエルドアン大統領だいとうりょうが28日にち、北欧ほくおう2か国かこくの首脳しゅのうとNATOのストルテンベルグ事務じむ総長そうちょうと会談かいだんし加盟かめいを支持しじする姿勢しせいに転てんじていました。

トルコ北欧ほくおう2か国かこくNATO加盟かめい支持しじ背景はいけいに米べいの協力きょうりょくか

アメリカのバイデン大統領だいとうりょうとトルコのエルドアン大統領だいとうりょうは29日にち、NATOの首脳しゅのう会議かいぎが開ひらかれているスペインで会談かいだんしました。

会談かいだんの冒頭ぼうとう、バイデン大統領だいとうりょうは「フィンランドとスウェーデンの状況じょうきょうをまとめてくれたことに感謝かんしゃしたい」と述のべ、エルドアン大統領だいとうりょうが当初とうしょ難色なんしょくを示しめしていた北欧ほくおう2か国かこくのNATO加盟かめいについて、支持しじに転てんじたことに直接ちょくせつ感謝かんしゃの意いを伝つたえました。

アメリカとトルコをめぐっては、トルコがロシアから最さい新鋭しんえいの地ち対空たいくうミサイルシステムを購入こうにゅうしたことにアメリカが反発はんぱつし、最さい新鋭しんえいのステルス戦闘せんとう機きF35の多国たこく間かん共同きょうどう開発かいはつ計画けいかくからトルコを排除はいじょしたことで関係かんけいが冷え込ひえこんでいました。

トルコはその後そのごアメリカに対にたいし、F35を提供ていきょうしない代かわりにトルコ軍ぐんが所有しょゆうするF16戦闘せんとう機きの性能せいのうの向上こうじょうや追加ついか配備はいびに協力きょうりょくするよう求もとめていましたが、アメリカ政府せいふの高官こうかんは29日にち、記者きしゃ団だんに対にたいし「トルコのF16の近代きんだい化かを完全かんぜんに支持しじする」と述のべ、前向まえむきな姿勢しせいを示しめしました。

トルコが北欧ほくおう2か国かこくの加盟かめい支持しじに転てんじた背景はいけいには、アメリカがトルコが求もとめる安全あんぜん保障ほしょう上じょうの協力きょうりょくを推進すいしんする姿勢しせいを示しめしたためではないかとの見方みかたが出でています。

NATO ロシアを「直接的ちょくせつてきな脅威きょうい」と位置いちづけ

NATOは今後こんごおよそ10年ねんの活動かつどう指針ししんなどをまとめた「戦略せんりゃく概念がいねん」を採択さいたくしました。この中なかではロシアについてこれまでの「戦略せんりゃく的てきパートナー」から「もっとも重大じゅうだいで直接ちょくせつ的てきな脅威きょうい」と位置いちづけ、加盟かめい国こくの防衛ぼうえい態勢たいせいを大幅おおはばに強化きょうかするとしています。

G20議長ぎちょう国こくインドネシア大統領だいとうりょうゼレンスキー大統領だいとうりょうと会談かいだん

G20＝主要しゅよう20か国かこくの議長ぎちょう国こくを務つとめるインドネシアのジョコ大統領だいとうりょうは29日にち、ウクライナを訪問ほうもんしゼレンスキー大統領だいとうりょうと会談かいだんしました。G20首脳しゅのう会議かいぎへの招待しょうたいを受うけたゼレンスキー大統領だいとうりょうは、どう対応たいおうするかはほかの出席しゅっせき者しゃによるとしてロシアのプーチン大統領だいとうりょうが出席しゅっせきするとしていることに反発はんぱつしました。

インドネシアのジョコ大統領だいとうりょうは29日にち、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこう後ごアジアの首脳しゅのうとしては初はじめてウクライナの首都しゅとキーウに入はいり、ゼレンスキー大統領だいとうりょうと会談かいだんしました。

会談かいだん後ごの共同きょうどう会見かいけんでジョコ大統領だいとうりょうは平和へいわ的てき解決かいけつが重要じゅうようだとしたうえで、ことし11月つきにインドネシアで開ひらかれる予定よていのG20の首脳しゅのう会議かいぎにゼレンスキー大統領だいとうりょうを改あらためて招待しょうたいしたことを明あきらかにしました。

これに対にたいしてゼレンスキー大統領だいとうりょうは「平和へいわの回復かいふくにはG20との連携れんけいが極きわめて重要じゅうようだ」とする一方いっぽうで、どう対応たいおうするかはほかの出席しゅっせき者しゃによるとしてロシアのプーチン大統領だいとうりょうが出席しゅっせきするとしていることに反発はんぱつしました。

シリア親しんロシア派は支配しはい地域ちいき独立どくりつ国家こっかとして承認しょうにん

ウクライナ東部とうぶにあるドネツク州しゅうとルハンシク州しゅうで親しんロシア派はの武装ぶそう勢力せいりょくが事実じじつ上じょう支配しはいしている一部いちぶの地域ちいきについて、中東ちゅうとうのシリアは29日にち、独立どくりつ国家こっかとして一方いっぽう的てきに承認しょうにんしたことを国営こくえい通信つうしんを通をつうじて発表はっぴょうしました。これらの地域ちいきをめぐってはことし2月つきにロシアも一方いっぽう的てきに承認しょうにんしていて、それ以外いがいの国くにで承認しょうにんしたのは初はじめてだということです。

シリアのアサド政権せいけんにとってロシアは10年ねん以上いじょうにわたって続つづく内戦ないせんで軍事ぐんじ支援しえんを受うけるなど「後うしろ盾たて」として頼たよりにしてきた存在そんざいで、今いまも緊密きんみつな関係かんけいにあります。今回こんかいのシリアによる国家こっか承認しょうにんを受うけてウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは29日にちに投稿とうこうした動画どうがで「ウクライナとシリアの関係かんけいはなくなり、シリアに対にたいする圧力あつりょくはさらに大おおきくなる」と強つよく反発はんぱつしました。

ウクライナ南部なんぶ集合しゅうごう住宅じゅうたくにミサイル攻撃こうげき 4人にん死亡しぼう 2人にんけが

ウクライナの非常ひじょう事態じたい庁ちょうによりますと、南部なんぶのミコライウ市しで29日にち朝あさ、5階かい建だての集合しゅうごう住宅じゅうたくにミサイル攻撃こうげきがありこれまでに4人にんが死亡しぼうし、2人にんがけがをしたということです。非常ひじょう事態じたい庁ちょうがSNSで公開こうかいした映像えいぞうでは、建物たてものの半分はんぶんほどが完全かんぜんに壊こわれて周囲しゅういにがれきが散乱さんらんしている様子ようすや、救急きゅうきゅう隊員たいいんがクレーンを使つかうなどして建物たてものから人ひとを運び出はこびだす姿すがたが確認かくにんできます。

ウクライナ兵士へいしなど144人にんが解放かいほう

ウクライナ国防省こくぼうしょうの情報じょうほう総局そうきょくは29日にち、ロシアと捕虜ほりょの交換こうかんを行おこない拘束こうそくされていたウクライナ側がわの兵士へいしなど144人にんが解放かいほうされたことをSNSで明あきらかにしました。解放かいほうされた人数にんずうはロシアが軍事ぐんじ侵攻しんこうを始はじめて以降いこう、最もっとも多おおいということで、144人にんのうち95人にんがウクライナ東部とうぶのマリウポリで最後さいごの激戦げきせん地ちとなった「アゾフスターリ製鉄せいてつ所しょ」でロシア軍ぐんと戦たたかっていた兵士へいしなどだということです。

また多おおくの兵士へいしなどは銃弾じゅうだんや爆発ばくはつによるやけど、そして手足てあしの切断せつだんなどの大だいけがをしているため緊急きんきゅう治療ちりょうと心理しんり的てきなケアを受うけているということです。

ウクライナ政府せいふ軍事ぐんじ侵攻しんこうからの復興ふっこう計画けいかく示しめす方針ほうしん

ウクライナ政府せいふの高官こうかんは、ロシアの軍事ぐんじ侵攻しんこうからの復興ふっこうに向むけた具体ぐたい的てきな計画けいかくについて、来月らいげつ4日にちからスイスで開ひらかれる国際こくさい会議かいぎで示しめす方針ほうしんを明あきらかにするとともに日本にっぽんの支援しえんに期待きたいを示しめしました。

ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこう後ご、がれきの処理しょりが課題かだいとなっているウクライナで日本にっぽんの震災しんさいからの復興ふっこうの経験けいけんを役立やくだててもらおうというオンラインセミナーが29日にち、JICA＝国際こくさい協力きょうりょく機構きこうの主催しゅさいで開ひらかれました。セミナーにはウクライナ政府せいふや地方ちほう自治体じちたいの関係かんけい者しゃのほか、日本にっぽん側がわからは震災しんさいからの復興ふっこうに関かかわった企業きぎょうや自治体じちたいの担当たんとう者しゃなど合あわせておよそ100人にんが参加さんかしました。

この中なかでは宮城みやぎ県けん東松島ひがしまつしま市しの担当たんとう者しゃが例年れいねんの110年ねん分ぶんにあたるがれきの処理しょりを進すすめたうえで、災害さいがい公営こうえい住宅じゅうたくの整備せいびまでにおよそ8年ねんがかかったことなどを紹介しょうかいしました。またがれきの全体ぜんたい量りょうを把握はあくする方法ほうほうについて、日本にっぽん企業きぎょうの担当たんとう者しゃがドローンや衛星えいせい写真しゃしんを使つかう方法ほうほうなどを紹介しょうかいしていました。

これに対にたいしてウクライナの環境かんきょう保護ほご・天然てんねん資源しげん省しょうのフェドレンコ次官じかんは「貴重きちょうな経験けいけんを共有きょうゆうしてもらい感謝かんしゃしている」と謝意しゃいを示しめしたうえで「ウクライナでも復興ふっこうにむけた動うごきを始はじめようとしていて、来週らいしゅうはじめに復興ふっこう計画けいかくも発表はっぴょうする予定よていだ」と述のべ、来月らいげつ4日にちからスイスで開ひらかれる国際こくさい会議かいぎで具体ぐたい的てきな復興ふっこう計画けいかくを示しめす方針ほうしんを明あきらかにするとともに日本にっぽんの支援しえんに期待きたいを示しめしました。