独フォルクスワーゲン(VW)は電気自動車(EV)の販売台数で米テスラを上回る目標を掲げていますが、2024年にもそれが実現する可能性があることがわかりました。ブルームバーグ・インテリジェンスの新しい報告書で明らかになりました。
両社は今後数年にわたって、世界のEV市場で首位の座を巡って争うことになるとみられます。
VWグループは、VWからベントレーなど幅広いブランドを傘下に持ち、アウディの「e-Tron」や、VWのコンパクトカー「ID.3」やSUV(スポーツ用多目的車)「ID.4」、ポルシェの「タイカン」など、さまざまな車種を世界の市場で販売することができます。今後もVWグループのブランドから、さらにEVが登場するとみられています。テスラの提供できる車種が限られていることから、VWの幅広い車種と価格に対しては特に弱点となっています。
今後数年のEV市場での首位争いでは中国と欧州の2つの市場が特に重要となりそうです。いずれもEVにとって有利な市場となっています。