将棋の
女流三冠で
女性初のプロの
棋士を
目指している
西山朋佳さんは、
奨励会の
今期のリーグで
好成績をあげたもののあと
一歩及ばず、プロ
入りは
持ち越しとなりました。
将棋界には、
性別を
問わない「
棋士」と
女性に
限定した「
女流棋士」の
2つの
制度がありますが、
これまで
女性で「
棋士」になれた
人はいません。
大阪狭山市出身で現在、女流三冠の西山朋佳さん(24)は、棋士の養成機関「奨励会」で女性で唯一の三段の会員として「三段リーグ」に参加し、ここまで12勝4敗で30人中、3位につけています。
三段リーグは、原則として上位2人がプロの棋士となる四段に昇段できる仕組みで、最終日の7日、東京の将棋会館で今期の残る2局の一斉対局が行われました。
その結果、西山さんは2連勝して14勝4敗としましたが、上位の会員も勝ち3位の成績でリーグを終えました。
西山さんは好成績をあげたものの上位2人に入ることができず、将棋界で女性では初めてとなるプロ入りは持ち越しとなりました。