イギリスで
起きた
元スパイ
暗殺未遂事件について、
G7=
主要7か国の
外相は、
最も強い表現で
非難するとした
声明を
発表し、ロシアが
関与した
可能性が
極めて高いとするイギリスの
評価に
同意し、ロシアに
神経剤に関する
情報を
全面的に
開示するよう
求めています。
それによりますと、イギリスで
起きた
元スパイ
暗殺未遂事件について「
第2次世界大戦以降、
ヨーロッパで
神経剤が
攻撃に
使用された
初めての
例であり、イギリスの
安全保障のみならず、
G7各国が
共有する
安全保障への
深刻な
挑戦だ」として、
G7=
主要7か国の
外相は
結束して、
可能なかぎり
最も強い表現で
非難するとしています。
そのうえで、「ロシアが事件に関与した可能性が極めて高く、それ以外にもっともな説明はないとするイギリスの評価を共有し、同意する」としています。
そして、ロシアに対し、すべての疑問に直ちに答え、ロシアが開発した神経剤「ノビチョク」に関する情報を全面的に開示するよう求めています。
元スパイ暗殺未遂事件をめぐっては、今月下旬にカナダで開かれるG7外相会合でも議題の1つとなる見通しで、ロシアの外交官の追放措置をとる欧米各国に対し、日本政府は、事実関係の早期解明を望む立場を強調していて、難しい対応を迫られることも予想されます。