おととし4月の
熊本地震など地震が
続発する
ケースが
相次いでいることを
受けて、
気象庁は、
大地震が
発生した
際の
記者会見で、
地震が
続発する
傾向が
ある地域については、
そこに
重点を
置いて
注意を
呼びかける
手法を
導入しました。
気象庁は、
国内で
震度5弱以上の
揺れを
観測する
地震が
起きた
場合、
緊急の
記者会見を
開きますが、
おととし4月の
熊本地震など地震が
続発する
ケースが
相次いでいることを
受けて、
大きな地震が
発生した
領域や
その周辺で
地震が
続発する
傾向が
ある場合には、
そこに
重点を
置いて
注意を
呼びかける
手法を
導入しました。
具体的には、先月9日に島根県大田市で震度5強の揺れを観測した地震の際の記者会見では、その周辺の地域でこのおよそ90年間に同じような規模の地震が続発した例が少なくとも4例あったことを紹介しました。
また、先月14日に北海道中標津町で震度5弱の揺れを観測した地震の際の会見では、その周辺の地域で14年前にマグニチュード6~7の大きな地震が1か月以内に3回起きたことを紹介し、いずれも地震が続発する傾向があるとして注意を呼びかけました。
気象庁は、大きな地震が起きたあとの会見の内容に注意するとともに、地元の気象台のホームページなどを利用して、自分の住んでいる地域で過去にどんな地震活動があったのか、ふだんから知っておいてほしいと呼びかけています。