일본어 뉴스: 裁判員制度９年審理は平均10日超長期化の傾向

裁判さいばん員いん制度せいど９きゅう年ねん審理しんりは平均へいきん10日にち超ちょう長期ちょうき化かの傾向けいこう

May 21, 2018 04:05

Furigana

裁判さいばん員いん制度せいどが始はじまってから２に１いち日にちで９きゅう年ねんです。初はつ公判こうはんから判決はんけつまでの平均へいきんの審理しんり期間きかんは、去年きょねん初はじめて１いち０ぜろ日にちを超こえ、長期ちょうき化かの傾向けいこうが続つづいています。専門せんもん家かは、社会しゃかいの理解りかいを深ふかめる必要ひつようがあり、裁判さいばん員いんの経験けいけんを伝つたえるため守秘しゅひ義務ぎむを緩和かんわすべきだと指摘してきしています。裁判さいばん員いん制度せいどは平成へいせい２に１いち年ねん５月ごがつに始はじまり、最高さいこう裁判所さいばんしょによりますと去年きょねんの年末ねんまつまでに１いち万まん５ご１いち４よん人にんの被告ひこくに判決はんけつが言い渡いいわたされ、６ろく万まん人にん余あまりが裁判さいばん員いんとして審理しんりに参加さんかしました。

裁判さいばん員いんの負担ふたんを減へらすため、事前じぜんに争点そうてんを整理せいりする手続てつづきが導入どうにゅうされたことから、審理しんり期間きかんは以前いぜんに比くらべ大幅おおはばに短縮たんしゅくされ、平成へいせい２に１いち年ねんの平均へいきんの審理しんり期間きかんは３さん.７なな日にちでした。

その後そのごは長期ちょうき化かする傾向けいこうが続つづき、去年きょねんは１いち０ぜろ.６ろく日にちと、おととしに比くらべ１いち.１いち日にち長ながくなり、初はじめて１いち０ぜろ日にちを超こえました。

裁判さいばん員いん制度せいどの設計せっけいに携たずさわった國くに學まなぶ院いん大学だいがくの四宮しのみや啓あきら教授きょうじゅは「裁判さいばん員いんにわかりやすく丁寧ていねいな審理しんりを心こころがけるようになってきた結果けっかだと思おもう」と話はなしています。

一方いっぽうで、審理しんりに一定いっていの時間じかんがかかることや制度せいどの意義いぎについて社会しゃかいの理解りかいを深ふかめる必要ひつようがあると指摘してきしています。

四宮しのみや教授きょうじゅは「裁判さいばん員いんを経験けいけんした人ひとたちに時間じかんはかかったけど、やりがいのある仕事しごとだったということを職場しょくばや家庭かていで語かたってもらう必要ひつようがある。そのためには、守秘しゅひ義務ぎむを緩ゆるやかな運用うんように改善かいぜんすることが急務きゅうむだ」と話はなしています。